マーチンゲール戦略とは?損失を利益に変える方法
仮想通貨に投資するにあたっては、さまざまな戦略を試すことができます。マーチンゲール戦略は、ギャンブルにルーツを持つ手法です。確実に利益が出るわけではありませんが、この手法は市場の予測不可能性を克服するための優れた方法と言えます。端的に言えば、マーチンゲール戦略は、損失が出るたびに賭け金を倍にすることにより、損失を取り戻し、大きな利益を上げようという大胆な手法です。この高リスク戦略を仮想通貨先物取引に適用することで、平均参入価格を引き下げ、利益を拡大させることができます。
この記事では、マーチンゲール戦略と仮想通貨先物取引での活用方法を紹介します。また、Bybit先物マーチンゲールボットを利用して取引を活性化させる方法についても説明します。
この記事のポイント:
マーチンゲール戦略は、損失が出るたびに賭け金を倍にすることにより、損失をすべて取り戻し、最終的に利益を上げる手法です。
マーチンゲール戦略は、仮想通貨先物取引で利用が可能であり、ポジションにレバレッジをかけることで利益や損失を拡大させることができます。
Bybitは、AI対応型先物マーチンゲール取引ボットを立ち上げることにより、ポジション拡大プロセスを自動化する一方、高度なリスク管理機能やAIが推奨する戦略、高度な正確性、使いやすさを提供しています。
マーチンゲール戦略とは?
マーチンゲール戦略は、18世紀のフランスで生まれた一種のベッティング手法です。この手法はコインの表が出れば勝ち、裏が出れば負けといったゲーム用に考え出されたものです。この手法では、負けるたびに掛け金を2倍にし、その後の最初の勝ちでそれまでの負けをすべて取り戻すだけでなく、最初の賭け金と同額の利益を得るというものです。
この戦略の背後にある論理は、不利な結果が続いた後には有利な結果が出る確率が高まるという考え方です。たとえば、コイントスは公明正大に行われる限り、コインの裏が5回連続して出た後に表が出る確率は依然、50%です。しかし、6回連続で裏が出る確率は1.56%に低下します。負けるたびに賭け金を増やすことで、勝ちへの期待が高まり、最終的にそれまでの負けをすべて取り戻すことができます。
しかし、マーチンゲール戦略は、ギャンブラーが持つ富が無限であり、1回の賭けで得られる金銭に制限がないことを前提にしています。当然ながら、現実にはギャンブラーが無限に富を持っていることはなく、また、ほとんどの場合、掛け金には上限が設定されているほか、賭けの期待収益を低下させるハウスエッジも存在します。そのため、賭けに勝つ前に資金を使い果す、あるいは掛け金の最高限度額に達するという可能性が常に存在するため、この戦略が長期的に成果を上げる保証はありません。
マーチンゲール戦略のしくみ
ではコイントスに利用されていた確率論は、仮想通貨の場合、どのように機能するのでしょうか。もちろん、仮想通貨取引はギャンブルではありません。なぜなら、情報に通じた投資家であれば、投資した資金がどうなるかについて、それなりの確信を持って取引しているからです。しかし、マーチンゲール取引戦略は、それでも資金を運用するための価値ある手法と言えます。
この戦略は、一定の期間にわたってどれだけの資金を投資するかを決めることから始まります。こうした資金が最初の掛け金となります。投資期間が終わった段階で損益を分析します。利益が出た場合は、同額を再度投資します。損失が出た場合は投資額を倍にし、同じ期間待って結果を評価します。
マーチンゲール戦略では、最初の掛け金を倍にするにとどまらず、損失が出れば、そのたび投資額を倍にします。つまり、最初の100ドルの投資で負けたとすれば、次に200ドルを投資し、それも負けたとすれば、さらに倍の400ドルを賭けます。
仮想通貨取引でマーチンゲール戦略を活用する方法
マーチンゲール戦略は、予め定められた期日に予め定められた価格で原資産を売買する契約である仮想通貨先物取引など、多くの種類の取引に適用できます。トレーダーは、レバレッジを用いて取引所から資金を借り入れ、市場へのエクスポージャーを増やすことができます。こうした取引は、トレーダーの予測が正しかったか、間違いであったかによって、利益や損失が拡大する可能性があります。
仮想通貨先物取引でマーチンゲール戦略を利用することにより、トレーダーは市場の状況に合わせて投資額を自動的に調整することができます。たとえば、トレーダーがビットコインの将来的な価格上昇を期待してロングポジション(買い)を建てたものの、逆に下落した場合、いずれ価格が上昇し、高値で売却できることを期待して、安値でポジションサイズを倍にすることができます。こうすることで、平均参入価格を下げ、市場が反転した際に利益を高めることができます。
投資家には、パロリなどの逆マーチンゲール戦略を活用する選択肢もあります。この方法は、勝てば賭け金を倍にし、負ければその都度投資額を半分にします。この方法はマーチンゲール戦略ほど効果的ではありませんが、活発な市場で限られた資金で取引する場合には非常に効果的です。しかし、この戦略は、市場がトレーダーの予測と逆方向に動き続けた場合、すべてを失うリスクが高まります。
たとえば、ビットコインの価格が下がり続け、トレーダーがポジションサイズを倍にし続けた場合、最終的にこれ以上ポジションを建て続ける資金的余裕がないところまで追いつめられるか、強制決済イベントのトリガーが作動し、さらなる損失を回避するため取引所が自動的にポジションをキャンセルする結果になります(損失が発生します)。そのため、仮想通貨先物取引にマーチンゲール戦略を適用する際には、リスク管理を注意深く適切に実施する必要があります。
Bybit先物マーチンゲールボットとは何か?
Bybit先物マーチンゲールボットとは、仮想通貨デリバティブ取引所であるBybitで無期限契約の取引をする自動プログラムです。このボットはマーチンゲール戦略を用いることにより、市場の状況に合わせてポジションサイズを自動的に調整し、高度なリスク管理機能を適用し、過去のデータと分析に基づいてAIが推奨する戦略を用いて取引戦略を最適化し、平均コストを低下させます。
マーチンゲール戦略を用いて仮想通貨の損失を最小化する方法
Bybit先物マーチンゲールボットは、マーチンゲール戦略を自動的に実行します。Bybitデスクトップアプリケーションの「現物」タブからボットにアクセスし、ボットを作成したうえで、以下の手順を踏んで取引を実行します。
取引パラメータとリスク管理ルールの設定:取引したい資産ペア、価格下落率、ポジション倍率、ラウンドあたりの最大追加回数、1ラウンドごとの利益目標、レバレッジレベルを選択します。オプションで参入価格の「損切り」レベルを選択し、「ループ」機能を有効にする、あるいは「自動設定」を選択した場合にはBybitが自動的にパラメータを設定します。
取引の実行と取引実績の監視:取引ボットはお客様のパラメータに基づいて注文を出します。後は、取引実績を追跡し、市場状況の変化に合わせて戦略を調整します。マーチンゲール戦略は、横ばい相場であるものの、価格が頻繁に変動したり反転する状況にある場合、効果的に機能します。しかし、トレンド相場やボラティリティの高い相場展開ではリスクが高くなります。こうした場合、損失が続き、利益を上げる前に資金が尽きてしまう可能性があります。したがって、常に警戒を怠らず、成功の可能性を最大化する戦略を取る必要があります。
マーチンゲール戦略の事例
マーチンゲール戦略が実際にどのように機能するかを説明するため、ここではBybit先物マーチンゲールボットを利用した取引事例を検討します。 例
BTCの現在の価格が26,000 USDTで、このラウンドではトレーダーは十分な証拠金を預けており、最大額の追加注文を出せると仮定します。このトレーダーは初回の注文量を0.1 BTCとしてBTCUSDTをショートすることに決め、先物マーチンゲールのパラメータを以下のとおり設定しました。
投資額:26,000 USDT
デリバティブ銘柄:BTCUSDT
価格上昇率 2%
ポジション倍率:1.2
レバレッジ:10倍
1ラウンドごとの最大追加回数:5
1ラウンドごとの利益目標:2%
ループを有効化:オン
市場価格が毎回2%上昇し続けたとします。その場合、ボットは自動的に、より高い価格で次のショート注文を出し、そのラウンドの利益目標に達するまで、このプロセスを繰り返します。3度目の追加ラウンド終了後のポジションの詳細は以下のようになります。
追加 | 注文タイプ | 注文価格 (USDT) | 平均保有コスト (USDT) | 注文数量 (BTC) | 建玉手数料 (USDT) |
当初参入 | ポジションを建てる注文 | 26,000 | 26,000 | 0.1 | 1.56 |
1 | ポジションを追加する注文 | 26,520 | 26,284 | 0.12 | 1.9094 |
2 | ポジションを追加する注文 | 26,809 | 26,492 | 0.144 | 2.3163 |
3 | ポジションを追加する注文 | 27,021 | 26,662 | 0.1728 | 2.8015 |
|
|
|
| 総額 | 8.5872 |
注:この例では、説明をわかりやすくするため、ポジションを正確に1.2倍ずつ増加させると仮定しています。実際には、Bybit先物マーチンゲール取引ボットは建玉コストに基づいて注文数量を増加させます。ボットはお客様の直近の建玉コストに照らして注文証拠金のX倍の増額注文を出します。ポジション倍率が1.2に設定されている場合、注文証拠金は前回建玉コストの1.2倍になります。
追加注文の注文価格は、平均保有コストに指定の価格上昇率または価格下落率を乗じて決定します。
ロングポジションの場合:次の注文価格 = 平均保有コスト × (1 - 下落パーセンテージ)
ショートポジションの場合:次の注文価格 = 平均保有コスト × (1 + 上昇パーセンテージ)
合計契約額
= ∑ 数量 × 価格
= 26,000 × 0.1 + 26,520 × 0.12 + 26,809 × 0.144 + 27,021 × 0.1728 = 14,312.12 USDT
合計注文サイズ
= ∑ 数量
= 0.1 + 0.12 + 0.144 + 0.1728 = 0.5368
平均保有コスト(平均参入価格)
= 合計契約額 ÷ 合計注文サイズ
= 14,312.12 ÷ 0.5368 = 26,662 USDT
資金調達料は無視できる程度の金額だと仮定します。先物マーチンゲール取引で増額が3度繰り返されると、このラウンドの利食価格は以下のようになります。
利食価格 = (合計契約額 - 利益目標 × 合計投資額 + 実現手数料) ÷ 注文サイズ × (1 + 0.06%)
= (14,312.12 - 2% × 26,000 + 8.5872) ÷ 0.5368 ÷ (1 + 0.06%)
= 25,694 USDT
損失が出るたびにポジションサイズを倍にすることにより、最終的に価格が有利に転じた段階で損失を取り戻し、利益を上げることができます。しかし、この事例では、マーチンゲール戦略の利用に伴って、以下のようなリスクが発生することも明らかになります。
複数回の連続的な損失に耐え、そのたびにポジションサイズを倍増させるだけの資金が必要になります。
損失に上限を設け、利益を確保するには、妥当な損切りレベルや利食いレベルを設定する必要があります。損切りレベルが低すぎたり高すぎたりすると、許容範囲を超える損失を出したり、利益を上げ損なうこともあり得ます。
市場の状況やトレンドを注意深く監視し、それに応じて戦略を調整する必要があります。市場トレンドが一方向の動きを示す場合、あるいはボラティリティが高い場合、手持ち資金または必要証拠金を上回る損失が継続的に発生することがあります。
マーチンゲール戦略の利用に当たっては、以下のガイドラインに従って、効果的なリスク管理を実施する必要があります。
低水準のレバレッジを選択し、リスクと必要証拠金を最小限に抑える。
勝つチャンスと取引回数を増やすために、小さなポジションサイズを選択する。
損切注文を出すことにより、損失を限定するとともに、強制決済を回避する。
利食注文を活用して、過大な利益を追求することなく、一定の利益を確保する。
クロスマージンモードに切り替えて、すべてのポジションに残高を配分し、単体ベースの強制決済を回避する。
トレーリングストップ注文を活用して値動きをフォローし、トレンドが反転したときは利益を確定する。
市場の状況が現在の戦略にとって不利に動いた場合、他の資産ペアや取引ボットに切り替えることを検討する。
マーチンゲール戦略とマルコフ解析の比較
マルコフ解析は、特定のルールや確率に基づいて時間の経過と共に変化する確率変数の振る舞いを研究する数学的手法です。マルコフの無記憶性によれば、1つの体系の将来の状態は、その現在の状態のみに依存し、過去の状態推移には無関係に決まります。
マルコフ解析は、気象パターン、株価、病気の蔓延など、さまざまな現象をモデル化することができます。ルーレットやブラックジャックなど、不確実性やランダム性を伴う賭け事や市場の解析に利用できます。
マーチンゲール戦略は、不確実性やランダム性を伴う賭け事や市場への投資にも適用できます。しかし、マルコフ解析とはその前提条件、応用範囲、限界といった点で異なります。
1つの体系の将来の状態は、その現在の状態にのみ依存すると仮定するマルコフ解析に対して、マーチンゲール戦略は、不利な結果が続いた後に有利な結果が現れる確率は高まると仮定します。
また、マルコフ解析では、可能性のある各状態と、その遷移について正確なデータと確率が必要になりますが、マーチンゲール戦略では、無限に富があり、最大掛け金に制限がないことを前提とします。
Bybit先物マーチンゲールボットの始め方
Bybit先物マーチンゲールボットを始めるには、以下の手順に従ってください。
ステップ1:Bybit先物マーチンゲールボットを作成する
Bybitの「現物」または「ツール」のページを開き、「取引ボット」を選択します。
先物マーチンゲール取引ボットの作成ページで「ボットを作成」をクリックします。
「自動設定」モードまたは「手動設定」モードを選択し、次に契約と注文方向を選択します。さらに投資額、損切り、レバレッジなどのパラメータを設定します。
設定を確認し、「ボットを作成」をクリックします。
ステップ2:ボットパラメータを変更する
Bybit取引ボットのページの「マイボット」に移動し、変更したいボットをクリックします。
投資額や損切り率を調整し、「確定」をクリックします。
パラメータの設定について詳しくは、こちらをご覧ください。
ステップ3:ボットを見る
「マイボットを見る」をクリックし、見たい先物マーチンゲールボットを選択します。
ステップ4:ボットを停止する
ボットを停止するには、先物マーチンゲールボットのページ右上の「ボット停止」をクリックします。約定待ちの注文と既存のポジションはすべてキャンセルされます。資金は資金調達アカウントに入金されます。
マーチンゲール戦略:メリット
マーチンゲール戦略には、一部トレーダーが興味を示すいくつかのメリットがあります。
迅速な回復:マーチンゲール戦略を利用して、損失が出るたびに賭け金を増やせば、損失を迅速に取り戻すことができます。1回勝つことで、それまでの損失をすべて取り戻せるほか、最初の賭け金と同額の利益が得られます。
高利回りになる可能性:負ける確率より勝つ確率の方が高く、配当率が1:1より大きければ、高利回りの投資になる可能性があります。たとえば、勝率が60%で配当率が2:1の場合、この戦略を利用することにより、1回賭けるごとに平均20%の利益を得ることが期待されます。
シンプルで簡単:マーチンゲール戦略は複雑な計算や分析を必要としません。トレーダーは負けるたびに賭け金を増やし、勝ちを待つだけです。
マーチンゲール戦略の限界
マーチンゲール戦略は、以下の点を考慮すると、リスクも高く実用的でないかもしれません。
確率は予測不可能:マーチンゲール戦略は、不利な結果が続いた後には有利な結果が出る可能性は高まると仮定しています。しかし現実には、この仮定は必ずしも正しいとは言えません。多くの賭け事や市場においては、結果は過去の結果に影響されることなく、独立してランダムに現れます。たとえば、公明正大に行われるコイントスで表か裏が出る確率は、トスを何度繰り返しても常に50%です。
期待価値の減少:大半の賭け事や市場にはハウスエッジや手数料が存在し、掛け金の期待価値を減少させます。そのため、マーチンゲール戦略においても、長期的には期待価値が減少する可能性があります。たとえば、ハウスエッジが5%の賭け事では、賭け金の大きさや結果に関係なく、賭けるごとに掛け金の期待価値は5%減少します。
マーチンゲール戦略が金融市場で人気を集めているのはなぜか?
マーチンゲール戦略は、特にFX(外国為替)取引で人気を集めています。その主な理由は、通貨の価値は通常、株式のようにゼロになることはないからです。企業は破産して株式の価値がゼロになることがあっても、国が破産することはほとんどないため、通貨価値の低下は通常より軽微にとどまります。このため、マーチンゲール戦略の損失2倍問題は軽減され、少しばかり早くブレークイーブンに持ち込むことができます。
マーチンゲール戦略がFX市場で機能するもう一つの理由は、利息の発生にあります。これにより、元本に損失が発生していても、インカムを得ることができます。低金利通貨で借り入れして、高金利通貨を購入すれば、損失の相殺に役立ちます。
マーチンゲール戦略は仮想通貨市場で有効か?
マーチンゲール戦略は、標準的な仮想通貨市場の動きと相性抜群です。特に市場の値動きが激しい局面では、本戦略のメリットを理解することが容易になります。相場が突如下落すると、大きな損失が発生し、恐怖を感じます。しかし、相場が回復すれば、損失をすべて取り戻すに余りある利益が発生します。
マーチンゲール戦略は仮想通貨投資に特に効果的です。トレーダーは、ランダムな可能性に基づいて仮想通貨を選ぶのではなく、良好な取引実績が期待できる仮想通貨を選ぶことができるため、結果に対してある程度の影響を及ぼすことができます。また、コイントスとは異なり、仮想通貨市場はゼロサムゲームではありません。たとえ利益が出なかったとしても、投資したものがすべてなくなることはめったにありません。仮想通貨は、暴落したとしても、ある程度の価値を維持し続けます。
一部の投資家は、修正版マーチンゲール戦略の利用を好みます。最初の掛け金を正確に倍にするのではなく、新たに倍になった投資額から減少した仮想通貨価値を差し引くことで、戦略の中核部分をフォローしつつも、投入資金をわずかながら減少させることができます。
おわりに
マーチンゲール戦略は、損失が発生するたびに賭け金を倍増させることにより、損失を回復し、利益を出そうとする投資手法です。仮想通貨の先物取引に適用することで、平均参入価格を引き下げることができますが、高水準のリスクが伴います。Bybitは、AI対応の先物マーチンゲールボットを推進することにより、ポジション拡大プロセスを自動化するとともに、高度なリスク管理機能を提供したり、AIベースの戦略をお勧めしています。マーチンゲール戦略は迅速な元本回復と高利回りの可能性を提供していますが、限界やリスクも存在し、慎重な管理を実施することも要求されます。
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