各取引所における暗号資産取引手数料の比較
パート1:暗号資産取引手数料とは?なぜ、支払う必要があるのか?
暗号資産取引手数料は、暗号資産取引所に不可欠な存在です。取引所での各種取引や投資サービスを利用するために、手数料を支払うことはめずらしくありません。このガイドでは、手数料が収益に与える影響を説明していきます。
暗号資産取引手数料とは?
暗号資産取引手数料は、暗号資産の取引、取引の完了、暗号資産関連の金融商品への投資の際に、暗号資産取引所から徴収される手数料です。
サービスによって、暗号資産プラットフォームでは、さまざまな種類の手数料が発生します。手数料体系は多くの場合、各暗号資産取引所が公開している手数料一覧のページで確認できます。
たとえば、暗号資産を売買する場合、取引高の0.05%から0.25%の手数料が発生することがあります。同様に、通貨の出金のたびに、通貨を別のオンラインウォレットに振替するために、暗号資産出金手数料を支払う必要がある場合もあります。さまざまな種類の投資収益プログラムで頻繁に投資している方は、投資手数料を請求される場合もあります。
暗号資産取引所が新規顧客を獲得するために、新規登録者が標準手数料に対して割引を受けられるようなキャンペーンを実施することもよくあります。たとえば、新規のお客様が一定額を取引すると新規登録者向けボーナスが付与され、取引手数料を相殺できる場合があります。また、既存顧客は、より多くの取引を行うことでおトクな割引を受け、ロイヤルカスタマー向けのさまざまなランクアップを受けることができます。
一般のお客様とVIP会員における暗号資産取引手数料の比較
暗号資産取引所に新規登録する場合、通常、標準的な一般のお客様向け手数料が課されます。これは、VIPランク向け手数料よりも高額になります。したがって、VIPステータスを獲得すると、一般的な暗号資産取引手数料を大幅に節約することができます。
ほぼすべての暗号資産取引所が、何らかのVIPプログラムを用意しています。各社で通常、複数のVIPランクを用意しています。ただし、参加条件はプラットフォームによって異なる場合があります。
通常、VIPになるための最も一般的な方法は、30日以内に暗号資産取引で最低取引高を達成することです。取引すればするほど、VIPランクが上がります。たとえば、一般のお客様は通常、暗号資産の現物取引で0.10%の手数料を支払うのに対し、VIP会員の手数料は、その半分未満となっています。
暗号資産取引で最低取引高を達成することは、あくまでもVIPステータスを獲得する手段の一例です。暗号資産取引所によっては、他の方法もあります。Bybitでは、さまざまな方法でVIPになることができます。たとえば、アカウント保有額が50,000ドルを超えるか、50,000 BIT以上を保有することで、VIP 1ステータスを獲得できます。 この条件を満たし次第、アカウント残高または取引高に応じて、1~2営業日で自動的にVIP 1以上にランクアップします。
またBybitは、30日間の移行期間を待たずにVIPステータスにランクアップできる数少ない暗号資産取引プラットフォームの1つです。別の暗号資産取引所のアクティブトレーダーの場合、依頼申請をするか、Bybitのカスタマーサポート担当者に問い合わせると、30日間の移行期間が免除される場合があります。
暗号資産取引手数料の種類
最近、暗号資産取引所は、暗号資産エコシステム限定の新しい投資商品を続々とリリースしています。つまり、独自の料金体系を持つDeFiプロジェクトを見つける可能性も十分あります。そこで、暗号資産取引にかかる一般的な手数料の種類を簡単にご紹介します。
資金調達料
資金調達料は無期限取引に不可欠なものです。無期限取引をする場合、相手のトレーダーに資金調達手数料を支払ったり、受け取ったりする必要があります。多くの場合、資金調達手数料は8時間ごとに計算されるため、1日のうち3回、手数料を支払ったり受け取ったりできます。
資金調達時に、無期限先物価格が原資産の実際の現物価格より低い場合、ショートポジションの保有者はロングポジションの保有者に資金調達手数料を支払います。また逆の場合も、同様です。
参考までに、BTCの平均的な資金調達率は、通常、資金調達間隔ごとに0.01%未満です。資金調達率は、暗号資産プラットフォームによって異なる場合があります。たとえば、BybitにおけるBTCの資金調達率は、一般的に他の取引所の資金調達率よりはるかに低くなっています。
資金調達手数料の用途としては、他のトレーダーから定期的に資金調達手数料を受け取る、資金調達率をアービトラージに利用する、あるいは無期限先物契約を取引するために必要となる単なる手数料として扱うことができます。
| BTCUSDT無期限契約の平均資金調達率* |
Bybit | 0.0000448% |
Binance | 0.00538% |
Gate.io | 0.0000704% |
KuCoin | 0.000417% |
OKX | 0.00391% |
Huobi | 0.00000569% |
Coinbase | 該当なし |
MEXC | 0.0000705% |
*BTCUSDT無期限契約の2022年10月1日から2022年10月31日までの過去の平均資金調達率
メイカー手数料とテイカー手数料
暗号資産取引手数料の種類に関しては、ほとんどの暗号資産取引所が、固定取引手数料を徴収するのではなく、メイカー&テイカー手数料モデルを採用しています。メイカー手数料とテイカー手数料とは、ポジションを建てたり、決済したりするために支払う手数料です。
つまり、指値注文をするたびにメイカー手数料が発生し、成行注文をするたびにテイカー手数料が発生します。通常、メイカー手数料はテイカー手数料よりも安くなります。これは、暗号資産取引所で指値注文をすると、自動的に流動性供給者になるためです。指値注文はすぐに実行されないので、注文板に留まり、流動性を向上させることができます。
一方、テイカー手数料は通常、メイカー手数料よりも高くなります。一般的に、すべての成行注文に対してテイカー手数料を支払います。成行注文の取引は、瞬時に実行されるため、注文が注文板に留まることがなく、流動性が失われます。よってこの場合、取引所から流動性を奪うことになり、テイカー手数料が課されることになります。
Bybitは2023年1月3日まで、現物取引の全通貨ペアを対象に手数料無料キャンペーンを実施していました。キャンペーン中は、現物プラットフォームの一部の最新ツールにより、通常の0.10%のメイカー手数料、テイカー手数料を支払わず、無料で取引することができます。
Bybitでは、無期限取引や先物取引を促進するため、メイカー手数料、テイカー手数料ともに、大幅に割引しています。先物取引のメイカー手数料は、標準アカウントでわずか0.02%です。VIP会員の無期限取引および先物取引の手数料は、0.018%以下となっています。
スプレッド手数料
取引所によっては、メイカー&テイカー手数料モデルの代わりにスプレッド手数料を使用しています。スプレッド手数料は、暗号資産の現在の市場価格と、暗号資産を売買するために支払う金額との差を計算して決まります。
ほとんどの場合、スプレッド手数料は一般的なメイカー手数料やテイカー手数料よりもはるかに高額です。たとえば、一部の取引所では暗号資産の売買の平均スプレッド手数料が、0.5%になることもあり、これはメイカー&テイカー手数料モデルを採用している一般的な暗号資産取引所で発生する手数料の5倍に相当します。
ガス代
「ガス代」という用語は、イーサリアムブロックチェーンネットワークでの取引に関連しています。他のブロックチェーンネットワークでは単に、「取引手数料」や「マイニング手数料」と呼ばれていますが、イーサリアムの場合、このような取引手数料はすべて「ガス代」と呼ばれています。
イーサリアムブロックチェーン上のほぼすべての活動にはガス代が必要です。ETH(イーサリアム)を他のウォレットに振替する場合、イーサリアムのブロックチェーンが処理に関与するため、ガス代が発生します。
ETHの振替は高額ではなく、ネットワークが混雑していない限り、高いガス代を支払う必要はありません。ただし、イーサリアムブロックチェーンでNFTを作成し、スマートコントラクトを実行するには、高額な手数料がかかる場合もあります。この場合、ガス代は他のネットワークよりはるかに高額になります。
では、なぜお客様はイーサリアムで高いガス代を払うのでしょうか?それは、他の一般的なブロックチェーンネットワークより、イーサリアムの方が、スマートコントラクトを作成しやすく、DAppを構築しやすいからです。
出金手数料と入金手数料
暗号資産をウォレット間で移動する場合、出金手数料や入金手数料を支払う必要があります。「出金・入金」という用語の意味は、お分かりかと思いますが、手数料は無視できる程度のものではありません。手数料は取引所により異なる場合があり、すべての取引所がウォレット間の資産振替に対して、最安値のプロトコルを提供しているわけではありません。また、最低金利を利用するために送金できる最低金額に制限がある場合があります。
複数の暗号資産を保有するアクティブトレーダーの場合、振替プロトコルの選択(場合によっては、出金制限)は、最終価格に大きな影響を与える可能性があります。
ステーキング手数料
多くの取引所は、不労所得を獲得する方法として、ステーキングを提供しています。従来のステーキングアカウントと同様に、いつでも暗号資産をステーキングしたり、出金したりすることができますが、場合によっては、一定期間通貨を預け入れてからでないと、出金できないこともあります。
暗号資産をステーキングすることで得られる特典は通常、APRまたはAPYによって計算され、どちらが用いられるかは、プラットフォームによって異なります。暗号資産トレーダーの間でステーキングが人気なのは、従来の金融機関よりもはるかに高い利回りを提供する傾向にあるためです。たとえば、暗号資産取引所でUSDTやその他の安定した通貨をステーキングすることは、暗号資産市場の不安定さに関連する価格変動のリスクなしに不労所得を得るための素晴らしい方法です。多くの場合、取引所ではステーキング報酬の数パーセントを徴収しています。これはステーキング手数料と呼ばれるものです。
強制決済手数料
強制決済手数料は、レバレッジをかけたポジションの証拠金要件を満たすことができない場合に発生します。この場合、システムが自動的にオープンポジションを決済し、強制決済手数料が発生します。
現物マージン取引手数料
現物取引をする場合、空売りすることはできません。しかし、特定の暗号資産取引所では、他のお客様から借入することでレバレッジをかけて取引することができます。この戦略を利用すると、システムが自動的に貸し手から借入し、取引を行い、現物マージン取引手数料が発生します。
レバレッジ手数料
レバレッジトークン(一般的な決済日がない商品)を取引する場合、レバレッジ手数料が発生します。つまり、証拠金や強制決済リスクを心配する必要がありません。以下にレバレッジトークンに関連する暗号資産取引手数料の一部を紹介します。
コミット手数料:レバレッジトークンを購入する場合に発生します。
償還手数料:レバレッジトークンを受け取る場合に発生します。
管理手数料:レバレッジをかけたポジションを管理するために毎日発生します。
| コミット手数料: | 償還手数料: | 管理手数料: |
Bybit | 0.05% | 0.05% | 0.005% |
Binance | 0.1% | 0.1% | 0.01% |
Gate.io | 該当なし | 該当なし | 0.1% |
KuCoin | 0.1% | 0.1% | 該当なし |
OKX | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
Huobi | コミット量に基づく | 償還量に基づく | ETPの保有割合に基づく |
Coinbase | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
MEXC | 該当なし | 該当なし | 0.001% |
コピートレード手数料
他の投資家の取引をフォローする場合、コピートレード手数料が発生します。暗号資産プラットフォームの大半は、何らかのコピートレードプログラムを用意しており、ベテラントレーダーの取引を自動的にミラーリングし、実行するこができます。取引所によっては、リードトレーダーがフォロワーの収益の何割か受け取るため、コピートレード手数料が発生しません。
| コピートレード手数料 | 利益分配 |
Bybit | 無料 | 10% |
Binance | 該当なし | 該当なし |
Gate.io | 無料 | 5% |
KuCoin | 該当なし | 該当なし |
OKX | 該当なし | 該当なし |
Huobi | 無料 | 最大25% |
Coinbase | 該当なし | 該当なし |
MEXC | 無料 | 最大15% |
暗号資産ローン手数料
暗号資産ローン手数料とは、貸し手に支払う通常の利子のことです。これは通常、従来のローンの手数料よりはるかに低くなっています。ほとんどの暗号資産取引所は、暗号資産ローンを簡単に貸し借りすることができます。ローンの種類によって、通貨や現金、不動産などの現物資産を借りることを指します。
NFT手数料
NFT手数料は、多くの場合、ミンティング手数料と上場費用を含みます。ミンティング手数料は、通常、新たなNFTをミントしようとする際に発生します。この際マイニング業者は、資源集約的な計算をする必要があるため、ブロックチェーンへの取引の記録とミンティングの完了のための協力を受ける対価として、少額の手数料を支払う必要があります。
その名のとおり、上場費用はNFTをプラットフォームに上場する際に発生します。また、NFTの販売時に固定プラットフォーム手数料が発生する場合もあります。
なぜ上記の暗号資産取引手数料を支払う必要があるのか?
まず、銀行を含むすべての金融機関は、何らかの手数料を徴収することを理解する必要があります。さらに重要なのは、これらの手数料の多くが暗号資産のマイニング業者に支払われていることです。マイニング業者は取引処理とブロックチェーンネットワークの保護という、重要な役割を果たしています。
パート2:暗号資産取引手数料が最も安い暗号資産取引所の選び方
アクティブトレーダーなら、暗号資産取引手数料に注意しましょう。手数料によって、利益戦略があっという間に台無しになる可能性もあります。手数料について検討することは、市場のトレンドを積極的に利用する短期相場型や投機的なトレーダーにとって、特に重要となります。
以下で、世界最大級の暗号資産取引所をいくつか挙げ、取引手数料を比較・分析していきます。ご一読いただければ、たいていの暗号資産取引所の取引手数料一覧を簡単に読み取れるようになるでしょう。
取引手数料が安く総合評価が最も高い暗号資産取引所
一律のガイドラインがないため、異なる暗号資産プラットフォームの取引手数料を理解し、比較することが難しい場合もあります。しかし、暗号資産取引手数料の全体構造は、どこもよく似ています。基本的な概念を少し学ぶことで、高度なツールやフィルターを使用せずに暗号資産取引所を比較することができます。
取引所の手数料一覧を見ると、主に現物取引と先物取引の手数料が記載されています。ほとんどの場合、現物取引手数料は先物取引手数料よりも高くなります。これらの料金は、必ずメイカー手数料とテイカー手数料として表示されます。簡単に説明すると、ポジションを建てる場合も、決済する場合も、すべての指値注文でメイカー手数料が、すべての成行注文でテイカー手数料が発生します。
また手数料は、取引所でのランクに応じて決まります。ウォレットに一定数の暗号資産を保有していない限り、ほぼすべての人が標準ランクから開始します。
一番下のランクの手数料を確認しましょう。おそらく登録後はまず、このランクが適用されるためです。ランクが上がると、それに応じて手数料も変わります。通常は以下のように記載されています。
ランク1 - このランクを達成するための条件 - メイカー/テイカー手数料
ランク2 - このランクを達成するための条件 - メイカー/テイカー手数料
ランク3 - このランクを達成するための条件 - メイカー/テイカー手数料
以下の条件を満たすことで、簡単にランクアップして手数料を下げることができます。
30日間で特定の取引高を達成する
ウォレットに一定額の資産を保有する
プラットフォームのネイティブトークンを所有する
上記のいずれかの組み合わせ
暗号資産取引所によっては、システムにより自動的にアカウントが特定のランクに上がります。ほとんどのプラットフォームで、VIPステータスはランク2から始まり、取引手数料の割引に加え、特典サービスを利用できるようになります。
基本的な手数料体系をある程度理解できたところで、一般的な暗号資産取引手数料表を解釈する方法を説明します。
ランク1 — 取引高
ランク2 — 取引高
ランク3 — 取引高
読みやすいように、以下の図表では標準アカウントとVIPアカウントの最初の3ランクのみを表示し、手数料をわかりやすく比較できるようにしています。
Bybit
大手の暗号資産取引所の中でも、Bybitでは、最低水準の手数料で暗号資産を取引できます。Bybitは特に、先物商品やデリバティブ商品の種類が豊富なことで知られています。先物取引の場合、メイカー手数料は0.02%、テイカー手数料は0.055%と、低率になっています。
Bybitの本来の手数料ページには、テイカー手数料、メイカー手数料の順に表示されています。ただし以下では、ほとんどの暗号資産取引所で採用されているメイカー&テイカー手数料モデルにより表示しています。
Bybitの手数料(現物)
| 30日間の平均実効借入金額 | 30日間の取引高 | 現物取引メイカー手数料 | 現物取引テイカー手数料 |
一般 | < 50,000ドル | < 1,000,000ドル | 0.1% | 0.1% |
VIP 1 | 50,000ドル | ≧ 1,000,000ドル | 0.04% | 0.06% |
VIP 2 | 500,000ドル | ≧ 2,000,000ドル | 0.025% | 0.05% |
VIP 3 | 1,000,000ドル | ≧ 4,000,000ドル | 0.02% | 0.045% |
Bybitの手数料(先物)
| 30日間の平均実効借入金額 | 30日間の取引高 | 先物メイカー手数料 | 先物テイカー手数料 |
一般 | < 50,000ドル | < 10,000,000ドル | 0.02% | 0.055% |
VIP 1 | 50,000ドル | ≧ 10,000,000ドル | 0.018% | 0.04% |
VIP 2 | 500,000ドル | ≧ 25,000,000ドル | 0.016% | 0.0375% |
VIP 3 | 1,000,000ドル | ≧ 50,000,000ドル | 0.014% | 0.035% |
Binance
Binanceは一般的に、トレーダーに最も支持されている暗号資産取引所です。しかし、取引手数料は同社が謡うほど格安ではありません。また、VIPステータスにランクアップするには、最低取引高を達成し、さらに一定額の資産を保有する必要があります。
Binanceの手数料(現物)
0.0420% | 0.06% |
*1 BUSDから1ドル
Binanceの手数料(先物)
*1 BUSDから1ドル
Gate.io
ここで挙げている他の暗号資産取引所と比べ、Gate.ioの現物取引手数料は割高になっており、先物取引の方が向いていると言えます。
Gate.ioの手数料(現物)
Gate.io手数料(先物)
KuCoin
KuCoinのプラットフォームの手数料体系は、クラスAの通貨、クラスBの通貨、クラスCの通貨の3種類に分類されます。KuCoinは、人気通貨の手数料を抑え、VIPステータスに短時間でランクアップできますが、クラスBとクラスCの通貨の手数料は、クラスAのデジタル資産の2倍以上です。
KuCoinの手数料(現物) — クラスAの通貨のみ
*1 BTCから20,000ドル
KuCoinの手数料(先物) — クラスAの通貨のみ
*1 BTCから20,000ドル
OKX
OKX(旧OKEx)は、一般のお客様とVIP会員で別々の料金体系を採用しています。以下の表では、最初のランクである標準ランクとVIPのランク1から3を合わせて記載し、比較しています。
OKX手数料(現物)
0.06% | 0.08% |
0.05% | 0.07% |
0.03% | 0.06% |
OKX手数料(先物)
Huobi
Huobiも、現物取引と先物取引を格安手数料で提供している暗号資産取引所です。また、一定量のHTトークンを保有することで割引を受けることができます。
Huobi手数料(現物)
Huobi手数料(先物)
Coinbase
Coinbaseは、ここに挙げている他の暗号資産取引所とは少し違います。レバレッジをかけて取引したい方は、Coinbase Proを試してみてください。特定制限や現地規制により、暗号資産取引手数料は、他の類似する取引所よりも、はるかに割高になっています。
Coinbaseの手数料(現物&先物)
MEXC
MEXCの現物取引手数料は、ランクごとに分かれていません。MEXCでは、0.20%の固定率のメイカー手数料とテイカー手数料が発生します。これは、ここで挙げている他の取引所より割高です。VI手数料還元については、あまり情報を提供していません。
MEXCの先物取引手数料の概要は次のとおりです。
Huobi手数料(先物)
各暗号資産取引所の取引手数料の比較
暗号資産ファンの多くは現物とデリバティブの両方を取引しているため、この2つの形態の手数料を比較することが理にかなっているでしょう。ここでは、現物取引とデリバティブ取引の手数料を、低い方から順に比較していきます。
現物取引
各暗号資産取引所の現物取引手数料
| 現物取引メイカー手数料 | 現物取引テイカー手数料 |
Bybit | 0.10% | 0.10% |
Binance | 0.10% | 0.10% |
Gate.io | 0.20% | 0.20% |
KuCoin | 0.10% | 0.10% |
OKX | 0.08% | 0.10% |
Huobi | 0.20% | 0.20% |
Coinbase | 0.40% | 0.60% |
MEXC | 0.20% | 0.20% |
BybitのVIPプログラム暗号資産現物取引手数料
VIPランク | 現物取引メイカー手数料 | 現物取引テイカー手数料 |
一般 | 0.10% | 0.10% |
VIP 1 | 0.04% | 0.06% |
VIP 2 | 0.025% | 0.05% |
VIP 3 | 0.02% | 0.045% |
VIP 4 | 0.015% | 0.04% |
VIP 5 | 0.0125% | 0.035% |
VVIP | 0.005% | 0.02% |
PRO 1 | 0.015% | 0.04% |
PRO 2 | 0.0125% | 0.035% |
PRO 3 | 0.01% | 0.03% |
PRO 4 | 0.0075% | 0.025% |
PRO 5 | 0.005% | 0.02% |
デリバティブ取引
各暗号資産取引所の先物取引手数料
| 先物メイカー手数料 | 先物テイカー手数料 |
Bybit | 0.02% | 0.055% |
Binance | 0.02% | 0.04% |
Gate.io | 0.015% | 0.05% |
KuCoin | 0.02% | 0.06% |
OKX | 0.02% | 0.05% |
Huobi | 0.02% | 0.05% |
Coinbase | 0.40% | 0.60% |
MEXC | 0.02% | 0.06% |
BybitのVIPプログラム暗号資産先物取引手数料
VIPランク | 先物メイカー手数料 | 先物テイカー手数料 |
一般 | 0.02% | 0.055% |
VIP 1 | 0.018% | 0.04% |
VIP 2 | 0.016% | 0.0375% |
VIP 3 | 0.014% | 0.035% |
VIP 4 | 0.012% | 0.032% |
VIP 5 | 0.01% | 0.032% |
VVIP | 0% | 0.03% |
PRO 1 | 0.01% | 0.032% |
PRO 2 | 0.005% | 0.032% |
PRO 3 | 0% | 0.03% |
PRO 4 | 0% | 0.0275% |
PRO 5 | 0% | 0.025% |
手数料が最も安い暗号資産取引所を探してる方には、Bybitがおススメです。まずは、Bybitにご登録ください。
パート3:暗号資産取引手数料を最小限に抑え、利益を最大化する方法
次のセクションでは、暗号資産取引手数料を節約する直感的な方法を簡単に説明します。場合によっては、暗号資産取引で特典を受け取るように、最大100%の割引を受けられることもあります。
暗号資産取引手数料を最小限に抑えることは可能か?
可能です。暗号資産手数料を節約する方法はさまざまです。たとえば、すべての取引を指値注文で行うことは、取引手数料を50%以上節約する最も簡単な方法の1つです。指値注文をするたびに取引所の流動性が高まり、マーケットメイカーになることができます。同様に、プラットフォームのネイティブ通貨に投資することも有効な方法です。ルールは異なるかもしれませんが、ほとんどの暗号資産取引所は、そのネイティブ通貨の保有者に何らかの特典を提供しています。
暗号資産取引手数料を最小限に抑えるための7つの方法
取引を頻繁に行う方は、暗号資産取引手数料を最小限に抑えることで、最終的な取引結果(総合的に収益を上げるか、損失を出すか)が変わってくる可能性もあります。暗号資産取引手数料の割引を受けるその他の方法を、以下に紹介します。
キャンペーンやオファーを活用する
暗号資産プラットフォームは、さまざまなインセンティブを提供することで知られています。一見するとささいなことに思えるかもしれませんが、このようなキャンペーンを利用すれば、今後大きな節約につながる可能性もあります。
ロイヤリティプログラムに参加する
ロイヤリティプログラムに参加することで、取引手数料を半額以上節約できる場合も多くあります。VIPになると、無料の特典をエアドロップなどで受け取ったり、VIP限定の賞金が当たったりするチャンスがあります。また毎年、暗号資産各社は、VIPのお客様向けに非公開イベントを開催しています。
取引手数料が無料の取引所を利用する
分散型暗号資産取引所に参加することで、暗号資産取引を手数料無料で楽しむことができます。これらの取引所では、手数料はかかりません。ただし、分散型取引所(DEX)でスプレッドが大きくなると逆効果になることもあるので、スプレッドには注意してください。最終的には、当初の予想よりはるかに多くの金額を支払うことになる場合もあります。
P2P取引
通貨を交換する場合、従来の方法で暗号資産を購入するのではなく、P2P取引用のマケプレを利用しましょう。ほとんどの暗号資産プラットフォームは、暗号資産取引手数料を支払うことなく暗号資産と法定通貨を交換することができるP2Pプラットフォームを提供しています。
取引額を確認する
取引前に、利用する暗号資産取引所の手数料一覧をお読みください。Google検索すれば簡単にアクセスすることができます。“[利用する暗号資産取引所名]" + "手数料"などのキーワードで検索できます。手数料に問題がない場合も、細かい文字を見逃さないよう、取引額を注意深く確認してください。
通貨で暗号資産を購入する
暗号資産をウォレットに保有している場合、法定通貨やクレジットカードを使うのではなく、この暗号資産で新しい暗号資産を購入すると、より安価に購入することができます。さらに、変換手数料が無料である場合も多くあります。一方、クレジットカードなどの従来の方法で暗号資産やステーブルコインを購入すると、必ず高額な料金が発生します。
各種取引を戦略的に活用する
指値注文で取引して、メイカー手数料を利用することが、確実な方法です。また、暗号資産取引手数料の現在の割引率を確認しましょう。可能であれば、ランクアップのために暗号資産ウォレットの入金額を増やすと、自動的に手数料が安くなるでしょう。
パート4:暗号資産取引手数料で暗号資産税の控除を受ける方法
暗号資産取引手数料が税金控除の対象になることをご存知でしょうか?暗号資産を購入、販売、交換する際は、確定申告の際に経費として請求することができます。以下のセクションで、考えられる税負担を説明していきます。
暗号資産税とは?
暗号資産を保有し、収益を得ると、暗号資産税が課されます。暗号資産の取引、暗号資産を使った取引、暗号資産のマイニングを行う場合、お住まいの国や地域によっては、課税対象となる場合もあります。したがって、暗号資産による取引を行った場合は、確定申告の前に税務専門家に相談することをお勧めします。
暗号資産税の仕組み
多くの国では、暗号資産は資産として分類されています。暗号資産は株と同じように課税対象です。暗号資産取引で収益を得た場合、収益を報告し、税金を支払う必要があります。損失が出た場合は、控除の対象となります。
ただし、暗号資産を購入し所有しても、それを販売する、つまりポジションを決済するまでは課税対象になりません。たとえば、2021年に暗号資産を購入してまだ保有している場合、まだポジションを決済していないので、2022年の確定申告で報告する必要はありません。
暗号資産税を支払う必要はあるのか?
暗号資産業界はまだ進化の過程にあり、あいまいな部分が多くあります。規制当局が暗号資産による取引の報告を求めている国にお住まいの場合、税金を支払う必要があります。少しでも不備があれば、厳しい処罰を受ける可能性があります。
米国、カナダ、英国、オーストラリアの居住者は、報告が求められています。一方、ドイツ、ポルトガル、シンガポール、マレーシアは、自国民の暗号資産取引に課税していません。
暗号資産取引手数料により、暗号資産税が控除される仕組み
暗号資産の売買で支払う取引手数料は、税金控除の対象です。これらの手数料は、キャピタルゲインを直接的に減少させ、キャピタルロスを増加させるため、コストとして加算することができます。また、ブロックチェーンに支払ったガス代も控除対象です。
ただし、2つのウォレット間の振替にかかる手数料は、純所得に寄与しないため、税額控除の対象にはなりません。ただし、ウォレット間の振替が業務上必要な場合は、振替手数料を会社の経費として計上できる場合があります。
暗号資産税の規制を理解する
これまで投資家が、価値を失ったデジタル資産を販売し、買戻しすることで税金を安くしようとすることが多々ありました。ウォッシュセールとは、損失を出した状態でポジションを決済してから、30日以内に同じ株式を購入することです。投資家が抜け穴を利用するのを防ぐため、米国などでは「ウォッシュセール・ルール」が導入されています。
米国
「ウォッシュセール・ルール」は、暗号資産には特に適用されていませんが、暗号資産も対象とする法律を定める動きがあります。近年発表された「Build Better Act」には、そのような条項が定められています。この法案は上院で否決されましたが、政府は現在も、少なくとも法案の一部を成立させようと交渉を続けています。
英国
英国歳入関税庁(HMRC)は、暗号資産保有者が暗号資産のウォッシュ取引によって虚偽の損失を搾取することを防止するために、2つの類似規則を設けています。これは「Bed and Breakfast Rule」と「Same Day Rule」というもので、暗号資産に関するガイドラインが設けられています。
オーストラリア
オーストラリアの法律では、資産を販売して損失を出し、その後に同じ資産を購入しても税制上の優遇を受けることはできない、と明確に定められています。特定の法律がないため、判断は投資家の意図に委ねられています。
カナダ
カナダ歳入庁は、投資家がウォッシュセールを利用することを防ぐため、損失に関する簡易的なルールを導入しています。
暗号資産税の算出方法
米国、英国をはじめとする多くの国や地域において、仮想通貨は資本資産として扱われます。つまり、暗号資産税を支払う必要があるのです。税額は、所得階層、売買取引の種類、投資期間など、さまざまな要因によって異なります。
暗号資産税専用ソフトウェアで税金を計算することができます。信頼性の高いソフトウェアであれば、暗号資産取引所と自動的に同期して関連情報を抽出します。また、お住まいの地域の税制に応じた情報の手配や関連書類の記入にも対応しています。ほとんどの場合、カスタマーサポートをチャット、メール、電話で気軽に利用できます。
ソフトウェアに関して詳しい情報をご覧になりたい方は、以下のリンクをクリックするとおすすめの暗号資産税専用ソフトウェア17選が紹介されています。
パート5:総合評価が最も高い暗号資産取引所を選ぶ
適切な暗号資産取引所を選ぶことは、基準がわかれば難しいことではありません。ここでは、暗号資産プラットフォームを選択する際に考慮すべき重要な要素を簡単に説明していきます。希望する取引所がここに挙げた属性の大半に当てはまれば、問題ありません。
暗号資産取引所を選ぶための基準
暗号資産の通貨ペア
時には、最も人気のある暗号資産がまだリリースされていない新通貨の場合があります。この場合、潜在的な利益を逃さないために、新通貨の種類が豊富な取引所を探すとよいでしょう。
Bybitでは、現物市場とデリバティブ市場の両方において、多種多様な暗号資産の通貨ペアを提供しています。
流動性
比較的知名度が低い暗号資産の場合、取引所によっては取引に必要な流動性を提供していない場合もあります。流動性が低ければ、その分スプレッドが広がり、注文板は薄くなり、大口の注文をする際、スリッページが非常に高くなります。
Bybitは、低いスリッページと深い流動性を実現する業界有数の暗号資産取引所です。
セキュリティ
暗号資産取引所に、電話認証、Google認証、二要素認証などの基本的なセキュリティ機能が備わっていることを確認しましょう。また、オフラインのコールドストレージサービスを提供している取引所や、資金保護保険を提供している取引所もあります。資金の安全性についてカスタマーサービスに問い合わせてみましょう。
Bybitでは、業界最高水準のセキュリティにより、お客様の暗号資産を安全に保管していますのでご安心ください。
規制
お客様が利用している暗号資産取引所は規制対象でしょうか?当該国や地域でライセンスを持っていないブローカーを、信用してはいけません。多くの場合、ライセンスの詳細は、ホームページの下部、または会社概要ページで確認できます。
取引手数料
アクティブトレーダーなら、取引手数料を無視してはいけません。頻繁に取引をする方、短期相場型のトレーダー、デイトレーダーの方は、取引手数料が利益の大部分を相殺してしまう可能性が高いので、取引手数料に注意しましょう。
Bybitでは現在、現物取引と先物取引の通貨ペアを、格安の手数料で取引できます。また、VIPステータスを獲得することで、さらに手数料を抑えることも可能です。
取引方法
多くのトレーダーは、暗号資産を取引する際に、現物取引の通貨ペアのみ確認します。デリバティブ、無期限契約、暗号資産オプション、あるいはこれらを組み合わせた取引で、より高い収益が得られる場合も多いことを忘れているのです。
Bybitでは、より確実な取引を円滑化する取引ボットに加え、あらゆるトレーダーのニーズに対応するさまざまな取引方法を提供しています。
ウォレット
ほぼすべての暗号資産取引所が、暗号資産を保管するための何らかのウォレットを用意しています。プラットフォームのネイティブウォレットを使用している場合、暗号資産をステーキングすることで、収益を得ることができます。プラットフォームによっては、セキュリティ強化のため外部にウォレットを用意する場合もあります。また、サードパーティのプロバイダーと提携して、デジタル資産を保護しているプラットフォームもあります。
Bybitは最近、Bybit Walletをリリースしました。これは、Web3エコシステムの玄関口となる管理委託型のWeb3ウォレットです。
特典
評判の良い暗号資産取引所では、定期的に特典やインセンティブを提供しています。これには、本物の現金を失うリスクなしに、数千ドル相当を獲得できる仮想取引イベントもあります。また、VIP会員限定の、おトクなインセンティブも提供しています。
カスタマーサービス
一流の顧客サービスだけが、評判を評価する基準ではありません。しかし、不明点があれば、すぐに解決する必要があるでしょう。したがって、利用したい暗号資産取引所で、年中無休かつすぐにカスタマーサポートを受けられるかを確認することが大切です。
Bybitでは、年中無休のライブカスタマーサービスで、取引を完全にサポートします。
よくある質問
暗号資産取引所の手数料はなぜこんなに高いのですか?
これは主に、お客様の認識や利用したいサービスによって異なります。暗号資産取引所はそれぞれ異なり、各ブロックチェーンで処理方法が異なるため、複数の要因が手数料に加算されることがあります。ただし、優良な暗号資産取引所の取引コストは、証券取引所などの金融プラットフォームでのオンチェーン取引に比べて低くなっています。
暗号資産取引手数料を最小限に抑えるための最善策を教えてください。
暗号資産取引手数料を抑える方法は、さまざまです。指値注文で取引したり、取引所のネイティブ通貨で取引コストを支払ったりすることができます。Bybitのような取引所では、P2Pサービスを利用して暗号資産をコスト効率よく売買するなどの機会も提供しています。Bybitのロイヤルティプログラムに参加するのも良いでしょう。
手数料無料で暗号資産を取引する方法はありますか?
何もせず無料になることはありませんが、各暗号資産取引所では、参加すれば手数料無料で暗号資産を取引できるキャンペーンを実施しています。Bybitでも、2023年1月3日まで現物取引の全通貨ペアを対象に手数料無料キャンペーンを実施していました。また、Bybitの先物取引手数料は、指値注文でわずか0.02%であり、非常に低率となっています。