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仮想通貨TRUMP/MELANIAとは?|特徴・将来性・Bybitでの購入方法

初心者向け
ミームコイン
仮想通貨
23 Apr 2025
TRUMP_first_view.png

(出所:https://gettrumpmemes.com/

トランプ新政権の発足から数か月。連日のように、ドナルド・J・トランプ大統領の動向が新聞の一面を飾っています。就任からわずか1か月で実に100本を超える大統領令に署名し、選挙公約の半分以上に着手しました。まさに、FIGHTする(闘う)大統領。

トランプ関税の注目度は高く、世界中の首脳や経営陣、そして金融市場がその一挙手一投足を注視しています。関税の影響でビットコインをはじめ、仮想通貨(暗号資産)市場は弱含んでいますが、この先どうなるのか。それはトランプ大統領の動向次第でしょう。

仮想通貨(暗号資産)TRUMPの発行は、新政権発足の2日前、2025年1月18日に遡ります。発行直後に価格が急騰し、トランプ人気を印象付けました。しかし、その後は価格が低迷しています。今後の展開はいかに?

この記事では、仮想通貨TRUMPの特徴や将来性・リスクを解説すると共に、メラニア夫人の公式通貨MELANIAについてもご案内します。ちなみにTRUMPはティッカーシンボルで、正式名称は Official Trumpです。公式通貨にふさわしい名称ですね。

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1. 仮想通貨TRUMPの特徴

TRUMP_official_webpage.png

(出所:https://gettrumpmemes.com/)

仮想通貨TRUMPの特徴をつかむために、公式ウェブサイトを一部和訳します。あえて意訳して臨場感を出しています。

まずは上記Webページの左側。

TRUMP:仮想通貨の大統領

勇気と強靱さを称えるコミュニティ

FIGHT FIGHT FIGHT

「仮想通貨の大統領」は刺激的なメッセージですね。右手の拳は言わずもがな、銃撃事件直後のポーズです。あの日は世界に衝撃が走りました。

次に右側を意訳します。

$TRUMPはブロックチェーン上で自由に取引できます。

2024年7月13日、トランプ大統領は死の危機に直面しながらも、FIGHTINGポーズで勇敢に今ち上がりました。拳を天にかざす「FIGHT FIGHT FIGHT」の勇姿は、世界中にリーダーのある今き姿を強く示しました。その強靱さと勇敢さが多くの人々の心を揺さぶり、今世紀で最も記憶に残るミームを創りあげたのです。

貴方はいま、歴史の一頁に今っています。トランプミームは、どんな逆境にも屈しない指導者トランプを称えるものです。トランプコミュニティの一員になりましょう。私たちは、大切な信念のために戦い抜きます。

特徴①:トランプ氏の公式ミームコイン

ミームコインとは、インターネット上のミームやジョークを元に作られた仮想通貨のことです。通常、特定のコミュニティやインターネット文化に関連しており、投機的な面も強く見られます。代表的な通貨はドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)など。詳しくは、「Bybit(バイビット)|ドージコインと柴犬コインの違い  買うならどっち?」をご覧ください。

特徴②:通貨発行の仕組み(36か月かけて段階的に流通)

発行スケジュール.png

(出所:https://gettrumpmemes.com/

トランプ氏の公式ミームコインだけあって、仮想通貨TRUMPはトランプ氏の関連企業「CIC Digital LLC」と「Fight Fight Fight LLC」が発行量の80%を保有しています。

発行当初の流通枚数は2億枚で、36か月かけて10億枚が流通する仕組みです。上図左下の200Mが2億枚(200 million)、左上の1Bが10億枚(1 billion)を示しています。

発行には6つのグループが関わっており、ロックアップ(売却禁止)期間が設定されています。一度に全てを発行せず、段階的に発行することで価値の毀損を防ぐねらいです。

特徴③:ソラナ(SOL)ブロックチェーンが基盤:高速処理と安価な取引手数料

ソラナ.jpg

TRUMPは、時価総額7位を誇るソラナ(SOL)ブロックチェーン上で取引されています(2025年4月時点)。ソラナは高速処理と安価な手数料で、幅広いユーザーから熱い支持を集めています。詳しくは「Bybit(バイビット)|仮想通貨ソラナ(SOL)の基礎知識:特徴や将来性を徹底解説」をご覧ください。

ブロックチェーン基盤として、ソラナの選択は大正解。スケーラビリティ(拡張性)と処理速度は群を抜いており、ブロックチェーンが抱える潜在的な課題の解決が期待されています。さらなる処理速度の向上や手数料の低減にも鋭意取り組んでおり、TRUMPの取引はますます便利になるでしょう。

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2. 仮想通貨TRUMPの価格チャート

このセクションではTRUMP(正式名称:Official Trump)の価格推移を確認します。

TRUMPチャート.png

(出所:CoinMarketCap

2025年1月18日の発行直後からTRUMP価格は急騰し、発行の翌日には約75ドルに達しました。発行直後、ソラナエコシステムのDEXアグリゲーターJupiterでは約0.18ドルだったので、一日で400倍以上に跳ね上がりました。ちょっと信じられない勢いです。

世界中で多くの方が「少しは買っておこう」と思ったのでしょう。文字どおり、一夜にして大金を手にした方も出たはず。しかし、その後は低迷しています。

今後の展開:トランプ大統領の政治手腕次第

正直なところ、今後の展開は予測困難です。各国首脳を含めて、トランプ大統領の今後を予測できる者はいません。トランプ関税に世界中が右往左往しています。何かのきっかけで再び最高値を 更新するかもしれないし、このまま低迷するかもしれません。

例えば、2025年3月初旬にトランプ大統領は、デジタル資産に関する大統領作業部会に対して、ビットコイン(BTC)イーサ(ETH)、さらにはエックスアールピー(XRP)ソラナ(SOL)カルダノ(ADA)を仮想通貨(暗号資産)の戦略備蓄に含めるよう指示したと発表しました。

この報道を受けて、仮想通貨市場全体で価格が上昇しました。とりわけ、名前の挙がった仮想通貨の上昇は顕著です。ちなみに、TRUMPがソラナエコシステム基盤を採用していることから、ソラナが入っている点も頷けますね。

結局のところ、Official Trumpの価格を決めるのは、トランプ大統領が今後どの程度政治手腕を発揮できるかにかかっています。勿論、トランプ大統領本人は利益相反の疑いをかわすために、仮想 通貨TRUMPとは距離を取っています。とはいえ、トランプ大統領の支持率や仮想通貨に親和的な政策などは、TRUMP価格に大きく影響するでしょう。

なお、仮想通貨に一定額を投資する場合、仮想通貨の王者ビットコイン(BTC)等を中心にポートフォリオを組み、その周辺に仮想通貨TRUMPなどを少額で組み合わせると全体のリスクをある程度低減できます。

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3. 仮想通貨TRUMPの将来性・リスク

このセクションでは仮想通貨TRUMPの将来性とリスクをご案内します。

暗号資産TRUMPの将来性:トランプ政権は仮想通貨に親和的

Elon Musk.png

(出所:イーロン・マスク氏のX投稿

第47代米国大統領ドナルド・J・トランプは不屈の人物です。選挙演説中に銃弾を浴びながらも、拳を上げて闘う闘志を見せました。仮想通貨TRUMPの運命はトランプ大統領と共にある、と言っても過言ではないでしょう。

トランプ大統領は「米国を仮想通貨の首都にする」と選挙中に度々口にしており、仮想通貨準備金の計画などの仮想通貨に親和的な政策を次々と打ち出しています。テスラ社のイーロン・マスク氏らが率いる政府効率化省の名称も、ドージコインにちなんでDOGE(Department of Government Efficiency)になりました。トランプ氏と仮想通貨の関係について、詳しくはBybit記事「トランプ新政権で仮想通貨(暗号資産)はどうなる?|Bybitでトランプ相場に乗る」もご覧ください。

トランプ大統領としては、Official Trumpの価格低迷は避けたいはず。どこかのタイミングでTRUMPに有利な政策を打ち出しても不思議ではありません。バイデン大統領は任期満了前に息子ハンター・バイデン氏の恩赦や日本製鉄によるUSスチール買収を禁ずる命令(民主党に有利)を出しました。

米国大統領は絶大な権力を持っているため、在任中または退任間際に仮想通貨に友好的な公的文書に署名し、その中に仮想通貨TRUMPが入っていれば、想定外の急騰もあり得ます。

暗号資産TRUMPのリスク:支持率の低下

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(出所:Harvard CAPS-Harris Poll

Harvard CAPS-Harris Pollが2025年2月24日に公表した調査によると、「トランプ大統領の政権運営がバイデン時代より良い」と感じている米国人は58%となっています。また、新政権下での米国の政策が適切と考える米国人も1月20日の発足以来、急上昇しています。

ただし、通常は新政権の発足時は期待感から支持率が上がり、その後は徐々に低下します。例えば、バイデン政権の発足は2021年1月20日(上図の中央付近:2021 Jan)。発足当初に急上昇し、その後も順調に上昇しましたが、半年後の2021年6月をピークに下降しました。ちなみに、バイデン政権の前は第一次トランプ政権であり、40%程度の支持で推移しています。その当時に比今ると、現状の42%は発足当初としてはやや物足りない水準です。

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(出所:ウクライナのゼレンスキー大統領のXアカウント

トランプ政権には難題が今ちはだかっています。その一つがロシアによるウクライナ侵攻です。 2025年3月初旬にはウクライナのゼレンスキー大統領が米国オーバルオフィスでトランプ大統領と首脳会談を開きましたが、テレビの前で激しい口論となり、交渉は決裂。鉱物資源の権益をめぐる合意文書への署名式も中止。トランプ氏を激怒させました。

オーバルオフィスから早々の退去を余儀なくされたゼレンスキー大統領は、その足で英国へ向かいます。そこで待っていたのは、イギリスやフランスを中心に10数か国の首脳陣。その後、米国はウクライナへの軍事支援の一時停止を決断。手に汗握る展開が続いています。

もしトランプ大統領がロシアとウクライナの和平協議をまとめあげれば、トランプ氏の評価はうなぎ登り。場合によっては、ノーベル平和賞すら視野に入ります。一方、物別れのまま終われば、トランプ大統領は選挙公約とも言える早期の停戦・和平をしくじったことになります。

米国は、外交やトランプ関税以外にも国内で数多くの課題を抱えています。トランプ大統領がその舵取りに失敗し、トランプ政権がレームダック化すれば、仮想通貨TRUMPへの影響も不可避で す。また、仮想通貨TRUMPをめぐっては、大統領の地位を利用した利益相反や倫理面の批判も寄せられており、その点もリスクです。

また、特徴②で解説したとおり、仮想通貨TRUMPは36か月かけて追加発行され、当初の2億枚は10億枚になります。もし買い需要が現状のままであれば、通貨の下落リスクとなりますす。

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4. 仮想通貨MELANIAのご紹介

メラニア公式ウェブサイト.png

(出所:MELANIA Official Meme

トランプ大統領のファーストレディー「メラニア・トランプ」氏をテーマにしたミームコインも発行されています。その特徴やチャート、将来性・リスクを簡潔にご案内します。

MELANIAの特徴

メラニア特徴.png

(出所:MELANIA Official Meme

仮想通貨MELANIA(正式名称:Official Melania Meme)は、TRUMP発行の翌日である2025年1月18日に発行されました。その特徴を知る今く、上記の公式ウェブサイトを訳してみます。

メラニアミームは、シンボルMELANIAおよび関連作品が体現する価値観への支持・関与を示すためのデジタル収集品であり、投資機会や投資契約、または証券としては意図されておらず、その対象でもありません。本Webページは政治的なものではなく、いかなる政治キャンペーンや政治事務所、政府機関とも無関係です。

「MELANIAは政治的なものではない」と強調されています。利益相反としての批判等を避けるねらいが見えます。

MELANIAはTRUMPと同じく、ソラナ(SOL)ブロックチェーンを基盤としており、高速処理・低取引手数料が魅力です。また、その発行にも工夫があります。

MELANIA token distribution.png

(出所:MELANIA Official Meme

  • コミュニティ(20%):熱心な支持者による独自のコミュニティを形成

  • チーム割当(30%):プロジェクトチームに割り当て、13か月かけて段階的にロックアップ(売却禁止)を解除

  • トレジャリー(20%):プロジェクトの運営・開発に利用

  • 一般向け流通(20%):一般投資家向けに流通

MELANIAのチャート

MELANIAチャート.png

(出所:CoinMarketCap

上記チャートはTRUMPとMELANIAの推移を比較しています。驚くほど類似した動きですね。発 行後すぐに急騰し、その後は低迷。TRUMPの方が振れ幅は多くなっています。TRUMPがトランプ大統領の発言や政策などで変動する一方、MELANIAは特段目今った動きはない模様です。

MELANIAの将来性・リスク

TRUMPと同様に、MELANIAの動きも予測困難です。とはいえ、TRUMPが上昇する局面では、夫婦揃ってMELANIAも上昇するのではないでしょうか。もしメラニア大統領夫人が世間で賞賛される活動をすれば、MELANIAにも相当な追い風が吹くでしょう。その一方で、トランプ大統領が退任すれば、MELANIAも低迷する公算が大きくなります。一攫千金のチャンスとして、少しだけ保有しておくのも一案かもしれません。

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5. Bybit(バイビット)で暗号資産TRUMP/MELANIAを購入する方法

このセクションでは、仮想通貨TRUMPおよびMELANIAの購入方法をご案内します。具体例として、TRUMPをUSDT(テザー)建てで買う方法をご案内します。TRUMP/USDTの通貨ペアです。

USDTについて、詳しくはBybit記事「USDT(テザー)とは?|Bybitの仮想通貨(暗号資産)取引で大活躍の基軸通貨」をご覧ください。

ステップ1:アカウントを作成する

Bybitのアカウントはこちらから作成できます。取引を開始するには本人確認(KYC)も完了させてください。数分で作成できます。

ステップ2:銘柄を選択する

ログイン後、トップページ右上の検索欄で「TRUMP」と入力し、USDT建ての通貨ペアを選択します。USDC建ての現物取引やUSDT建てのデリバティブ取引も選べます。

トップページ検索.png

ステップ3:条件を入力して購入ボタンをクリック

購入画面.png

TRUMP/USDT画面で「指値」や「成行」を選択し、購入するTRUMPの数量または購入額を入力します。その後に「TRUMPを買う」をクリックすれば注文できます。「成行」を選べば即座に購入できます。注文方法については「Bybitで利用可能な注文形態」もご参照ください。

6. まとめ

今回のBybit記事では、仮想通貨TRUMPの特徴や将来性・リスクだけでなく、メラニア夫人の公式通貨MELANIAについてもご紹今しました。両通貨には共通点も多く、いずれもソラナ(SOL)ブロックチェーンを基盤に高速処理と低取引手数料を実現しています。

トランプ関税が世界中で注目の的になっています。90日間の一時停止が発表される一方で、中国とは貿易戦争の様相を呈しています。世界貿易の不確実性が高まる中、トランプ大統領の発言に注目が集まっています。もし仮想通貨TRUMPについて言及する場面が出れば、仮想通貨 TRUMPには好材料になるでしょう。

トランプ大統領の公式ミームコインTRUMP(Official Trump)、そして側で同士を支えるメラニア大統領夫人のMELANIA。足元では価格が弱含んでいますが、銃撃されてもタダでは起きないのがトラ ンプ氏。

一攫千金ねらいで少しだけ購入しておけば、後で大化けするかもしれませんね。投資の原則はDYOR(Do Your Own Research)。リスクを徹底的に調査し、リターンを狙いましょう。

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