注目すべき2024年ソラナ・ミームコイン上位13銘柄
2024年7月下旬現在、仮想通貨（暗号資産）市場におけるソラナ（SOL）ミームコインのニッチな需要は依然として目覚ましいカテゴリ成長率を示しており、合計時価総額は87億5,000万ドルに達しています。そのため、これまでミームコインを敬遠していた投資家を含め、仮想通貨の投資家たちの注目を集めることとなっています。ソラナ・ミームコインは市場でめったに見ることのない成長率と収益機会を提供することが多く、幅広い層の投資家やトレーダーがソラナ・ミームコインに注目している理由も容易に納得できます。
このレビューではソラナ・ミームコインの上位13銘柄について紹介します。これらの銘柄は、急成長にありパラダイムを決定づけるカテゴリに属する仮想通貨です。
この記事のポイント：
2024年7月下旬現在、ソラナ・ミームコインの合計時価総額は90億ドル超を計上しており、特にWIFやBONKは時価総額が20億ドルを超え、カテゴリランキングにおいて堅調にリードしている銘柄です。
ソラナ・ミームコイン市場は2024年3月と4月、そして5月下旬にピークが戻りましたが、引き続き好調に推移しており、MEWやMUMUなどの注目を集めているコインは2024年7月下旬の弊社レビュー時点で最高値をつけています。
ソラナ・ミームコイン上位銘柄
ソラナは過去1年間（2023年央～2024年央）、ミームコインプロジェクトにおいてイーサリアム（ETH）の主要な競合相手となりました。ソラナ・ミームコインの上位銘柄は前例のない成長率を特徴としており、2つのプロジェクトはすでに20億ドルを超える時価総額を達成しています。このカテゴリはに価格が乱高下する特徴があるので、ハイリスク・ハイリターンの市場に挑む投資家にとっては大きな利益を得る機会になります。
以下に、ソラナネットワーク上にある上位13銘柄のミームコインを紹介します。ミームコインは、これまで、リスクとユーモアを好むトレーダーがジョークや娯楽の一種として投資していましたが、今では実際に利益を得られる可能性のある投資対象へと急速に変わりつつあります。
弊社レビューで報告している時価総額と価格は2024年7月26日現在のものです。なお、ミームコイン全般のボラティリティを考慮すると、正確な数値はレビュー日以降に変わる可能性がありますのでご注意ください。
1. ドグウィフハット（WIF）
ドグウィフハット（WIF）は現在、ソラナ・ミームコインのランキングで上位に位置しています。2023年11月にローンチされたWIFは、帽子をかぶったかわいい犬をモチーフにしています。2023年後半から2024年初頭にかけて、仮想通貨におけるブロックチェーンの人気上昇を牽引した初期のソラナ・ミームコインの1つです。
2024年2月下旬まで、仮想通貨業界やソラナエコシステムにおいて比較的マイナーなコインでしたが、2月末から急速に価格が上昇し始め、ソラナ・ミームコインの爆発的な人気の火付け役となりました。WIFは2024年2月24日に30セント弱（0.2974ドル）で取引されていたところが、2024年3月31日には過去最高値の4.83ドルまで上昇し、1,524％という驚異的な値上がり率となりました。この急激な上昇は、熱心な利用者コミュニティと、ソラナ・ミームコインに対する全体的な関心の高まり負うところが大きいと思われます。
その価格は3月と4月の高値から下落しているものの、2024年7月26日現在、2.59ドルで取引されており、時価総額は約25億8000万ドルと、カテゴリの最上位を維持しています。
2. ボンクイヌ（BONK）
Dexlab分散型取引所（DEX）のチームによって2022年12月にローンチされたボンクイヌ（BONK）は、犬をテーマにした初のソラナ・ミームコインとして言及されることがよくあります。BONKのローンチは、2024年初から始まった大規模なソラナ・ミームコインの活況よりかなり前でしたが、ミームコイン発行者にとってイーサリアムの主力代替となるべくソラナを普及させるのに貢献した最初のコインです。
BONKは2024年上半期を通じて素晴らしい成功を収めました。ソラナベースのミームコインが市場を席巻した2024年3月初旬、BONKの価格は過去最高値の0.00004547ドルを記録しました。この最高値からはすぐに下落したものの、5月下旬には0.00004ドルの水準まで戻っています。現在は0.000028ドルで取引されており、その時価総額はソラナ・ミームコインの中で2番目に高い約19億7,000万ドルとなっています。
3. ポップキャット（POPCAT）
ポップキャット（POPCAT）は猫をテーマにしたプロジェクトで、利用者は独自のミームコインを作成して共有することができます。オートミールという名前の猫を描いたインターネットミームをベースにしたもので、オートミールは文字の「O」の形で口をあけている画像になるよう編集されています。POPCATはさらに、猫の画像をクリックして口を「O」の形にするシンプルなクリッカーゲームも提供しており、そのクリック数はリアルタイムで加算され、全世界の合計数として表示されます。
2023年12月にローンチされたPOPCATは、2024年3月以来、価格と時価総額のランキングで着実に上昇し始め、2024年7月にはソラナ・ミームコインの上位銘柄に加わりました。特に2024年7月21日は心理的に重要な節目である時価総額10億ドルに到達する寸前でした。
現在の時価総額は8億4,650万ドルとなっており、ソラナ・ミームコインの中ではWIFとBONKに次いで3番目に時価総額の高い銘柄となっています。POPCATの現在の取引価格は0.8488ドルです。
4. 犬の世界における猫（MEW）
犬の世界における猫（MEW）は、犬が支配するミームコイン世界を打倒するために創り出されたミームコインです。MEWの魅力的なストーリー（猫のキャラクターがスーパーヒーローとなり、未来の世界に君臨する邪悪な犬から友達を救おうとする）と革新的なトークノミクスが投資家の関心を集めました。MEWのトークノミクスは、トークン総供給量の90%を流動性提供者（LP）トークンとしてバーン（消滅）することで潜在的な価値を高めるよう、巧妙に設計されています。
2024年3月下旬にローンチされたMEWは、ソラナ・ミームコインのニッチな需要に対応した新しい銘柄です。その時価総額はローンチしてから5日以内に6億8,520万ドルまで急上昇しました。2024年3月に過去最高値を達成した後すぐに下落したものの、2024年7月には注目の仮想通貨の1つとして浮上し、ソラナ・ミームコインプロジェクトの中では4番目に時価総額の高い銘柄となっています。MEWは現在0.0077ドルで取引されており、その時価総額は6億8,543万ドルとなっています。
5. ブック・オブ・ミーム（BOME）
デジタルアーティストのDarkfarmsによってローンチされたブック・オブ・ミーム（BOME）プロジェクトは、ミームを保存して共有するためのプラットフォームを提供することを目的としています。現実世界において意義ある機能を持っていることから、BOMEは大半のミームコインとは全く異なる存在となっています。
BOMEはMEWと同じく2024年3月にローンチされましたが、その時価総額がローンチ当日（2024年3月14日）には事実上ゼロだったのが、わずか3日後には10億ドル超に急上昇し、仮想通貨アナリストとソラナコミュニティの両方を驚かせました。3月中旬の華々しいデビュー以来、BOMEはソラナ・ミームコインの上位銘柄の1つとなっています。現在の時価総額は10億ドル超の水準を維持してはいないものの5億7,166万ドルと、依然としてニッチ市場をリードする銘柄の1つとなっています。BOMEの現在の取引価格は0.00818ドルです。
6. ポンキー（PONKE）
ソラナ・ミームコインのテーマとして犬と猫は最も人気のある動物のようですが、Bored Ape Yacht Club（BAYC）の時代から仮想通貨コミュニティで長らく愛されてきたサルや類人猿はどこにも見当たりませんでした。
そこへポンキーの登場です。
ポンキー（PONKE）は猿をテーマにしたソラナ・ミームコインであり、怒りをあらわにする堕落したギャンブラーを表現しています。PONKEは2023年12月下旬にローンチされた後すぐに仮想通貨インフルエンサーの支援とソーシャルメディアのファン層である「ポンキー軍団」の熱烈な支持を受けています。
2024年5月初旬、PONKEの価格と時価総額は急速に上昇し、ソラナ・ミームコイン市場における主要銘柄としての地位を確立しました。その時価総額は2024年5月9日現在に6,500万ドルであったのが、わずか2ヶ月半後の7月26日には、ほぼ5倍の3億1,240万ドルまで上昇しました。PONKEの現在の取引価格は0.5964ドルとなっています。
7. ビリー（BILLY）
ビリー（BILLY）は、ビリーという名前のかわいい子犬をモチーフにしたミームコインです。ビリーという名前は「ビリオン（数十億）」という言葉をもじったもので、文字どおり「数十億」の価値を目指している銘柄です。2024年6月中旬にローンチされた後、2週間も経たずに話題を呼び始め、2024年6月27日現在の安値0.0266ドルから7月6日には1.19ドルまで急上昇しました。その後も上昇トレンドを維持し、2024年7月21日には過去最高値の0.2315ドルを記録しています。現在の時価総額は1億7,205万ドルと、ソラナ・ミームコインの中で8番目に高く、0.1865ドルで取引されています。
驚くべきことに、BILLYミームジェネレーターを開発しているウェブサイトでしっかりとわかる使用事例や活動がないまま、BILLYはこの成功を収めました。利用者が独自のミームを作成するようになれば、コミュニティ内でBILLYの魅力を高めることができます。従って、このジェネレーターボットが公開された暁には、BILLYの人気がさらに高まると思われ、ソラナ・ミームコインの上位5銘柄に参入することが予想されます。
8. ミチ（MICHI）
ミチ（MICHI）は、ミチという名前のかわいい猫をテーマにしたソラナ・ミームコインです。ミチ猫はプロジェクトのウェブサイト上の数多くのミームで描かれており、さまざまな服を着て、本を読んでいたり、楽器を演奏したりしています。
また、MICHIプロジェクトが提供しているミームメーカーを使用して、独自のMICHIミームを作成することもできます。MICHI運営チームは、MICHIを、猫をテーマとするソラナ・ミームプロジェクトの先導役にすることを目指しています。
MICHIは2024年4月にローンチされ、その翌月からミームコイントレーダーの注目を集め始めました。その時価総額は、5月下旬までに2億ドルの水準に近付いたものの、激しい競争により1ヶ月後には4分の1の約5,000万ドルまで下落しました。しかし、7月下旬には堅調に回復基調をたどり、時価総額は1億5,990万ドルまで回復しました。MICHIの現在の取引価格は0.2818ドルとなっています。
9. 雄牛のムム（MUMU）
山ほどある猫や犬をテーマにしたミームコインに飽きてしまったら、雄牛をテーマにした雄牛のムム（MUMU）はいかがでしょうか？ 雄牛のムムは、現実世界では実用性のない古典的なミームコインですが、「現体制を打倒し、究極の分散型通貨を構築する」という、高潔で、かなり反抗的なミッションを追求しています。
MUMUは多くのソラナ・ミームコインが市場に参入した2024年3月にローンチされ、ニッチな人気の波に乗ろうとしました。MUMUのローンチから弊社のレビュー日までの間、頻繁に局所的な価格変動があったものの、おおむね長期的な上昇トレンドを維持しています。多くのソラナ・ミームコインが2024年3月と4月、そして5月下旬に見られた歴史的なピークから下落している一方で、MUMUは過去最高値を更新しています。MUMUはわずか1日前にも新たな過去最高値の0.00007819ドルを記録しており、現在は0.00007306ドルで取引され、その時価総額は1億6,549万ドルとなっています。
10. マイロ（MYRO）
マイロ（MYRO）は、犬をテーマにしたソラナ・ミームコインの1つです。MYROという名前は、ソラナの共同創設者であるRaj Gokal氏の飼い犬マイロからインスピレーションを得ています。MYROプロジェクトは現実世界での実用性を備えた仮想通貨商品を特徴としているため、大半のソラナ・ミームコインとは明らかな違いがあります。たとえば、MYRO運営チームは、Telegram向けの最初の仮想通貨購入ボットであるMyro Buy Botをリリースしています。今後はSocialFiモバイルアプリのリリースも予定されています。
2023年11月にローンチされたMYROは、2024年3月初旬に0.4428ドルの過去最高値をつけ、その時価総額は4億ドル超と、過去最高の水準を記録しました。このレビューの時点で、MYROは0.144ドルで取引されており、時価総額は1億4,805万ドルとなっています。MYROはソラナ・ミームコインのトップ銘柄ではないものの、常に上位10銘柄にギリギリ食い込んでいます。
11. ウェン（WEN）
ウェン（WEN）は、ロボット猫をテーマにしたソラナ・ミームコインです。WENは、フラクショナルNFTの概念を利用して非常にユニークなしくみを考案しました。すなわち、WENの保有者はすべて、「ウェン・ブラザーズへのラブレター」と呼ばれる詩に含まれる、細かく分割されたNFTの1つを受け取る権利を与えられます。この詩は、Jupiter DEXの創設者Meowが綴ったものです。Meowはこの詩をまずX（旧Twitter）に投稿し、分割された所有権を持つNFTに変換しました。
WENは2024年1月にローンチされ、その時価総額は3月のピーク時に3億6,000万ドルを超えました。その後は下降トレンドに転じ、現在は時価総額1億556万ドル、0.00014ドルで取引されています。
12. マネキ（MANEKI）
マネキ（MANEKI）は、日本の招き猫の置物にインスピレーションを得たミームコインプロジェクトです。招き猫は幸運、富、幸福をもたらすと言われています。MANEKIは2024年4月にローンチされ、ソラナ・ミームコインの世界では比較的新しいプレイヤーです。ローンチから2ヶ月も経たない6月初旬に時価総額が1億7,000万ドルを超え、このニッチ市場で注目される存在となりました。
現在は、他の多くのミームコインと同様に、MANEKIも下降トレンドに転じ、時価総額は8,805万ドル、0.010ドルで取引されています。
13. オーク（ORC）
ソラナ・ミームコイン発行者の独創的な発想はファンタジー愛好家までも惹きつけています。オーク（ORC）プロジェクトは、動物をテーマにする伝統から離れ、代わりにゴールドを集めるのが大好きな伝説のオーク（ファンタジー上の怪物）をテーマにしたミームコインを創り出しました。
ORCは2024年7月12日にローンチされてからわずか1週間で値上がりし始め、7月21日には過去最高値の0.01816ドルを記録し、以降この水準を維持しています。このことは、上で述べたミームコインと比べて時価総額の低いORCにとって大きな成功を意味します。なお、現在の時価総額は約1,567万ドルとなっています。
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ソラナ・ミームコインに投資するに当たっての検討事項
ソラナ・ミームコインで一夜にして巨万の富を築くことも可能です。しかし、仮想通貨市場における他のプロジェクトと同様、高利回りには高リスクが伴います。そのため、ソラナ・ミームコインを購入するに当たっては、以下の点を検討されるようお勧めします。
リスク選好度の評価
ミームコインは富を築く手段を提供するものですが、風説の流布プロジェクトやラグプールも数多くあるため、一瞬のうちに資産を失う可能性があります。そのため、ミームコインに投資するに当たっては、ご自身のリスク選好度を測り、損失が出た場合の備えができているかどうかを検討する必要があります。
調査の実施
実際に使用事例を持つミームコインは極めて少数です。特定のプロジェクトのビジョンを調査し、その将来性は有望かどうか、仮想通貨市場に影響を及ぼすことができるかどうかを把握する必要があります。
一部のプロジェクトについては情報が極めて少なく、大抵の場合、それ自体が危険信号と言えます。
コミュニティを調べる
ミームコインが月へ！を実現するには、強力なコミュニティ（または「軍団」）によるプロジェクト関連のうわさの拡散が必要です。プロジェクトのソーシャルメディアのページ（特にX、Discord、Telegram）を見れば、コミュニティがプロジェクトについてどのように語っているかを把握することができます。
分散化
投資に当たっては分散化が重要です。ミームコインへの投資は、損失となっても差し支えない金額に限定しましょう。また、損失を和らげるクッションとして、NFTやアルトコインなどの他の仮想通貨に投資することも重要です。
市場動向のモニタリング
ミームコインは市場の動きに極めて敏感です。仮想通貨市場、特にブルーチップ仮想通貨の動きに注目する必要があります。ミームコインはこうした仮想通貨の動きに大きく反応するからです。
ソラナ・ミームコインの購入場所
ソラナ・ミームコインは中央集権型取引所（CEX）で購入できます。Bybitは高度なセキュリティ対策を備えたユーザーフレンドリーなプラットフォームであることからBybitのご利用を強くお勧めいたします。安心してミームコインの取引を行うことができます。また、RaydiumやJupiterなどのソラナDEXや、Phantomのようなソラナウォレットを通じてこれらのミームコインを購入することもできます。
終わりに
仮想通貨コミュニティがソラナ・ミームコインの盛り上がりに注目しない訳がありません。ソラナは、そのスケーラビリティと高速かつ安価なトランザクションにより、web3の世界をリードするブロックチェーンとして、再び注目の的になっています。
ミームコインは、強力なコミュニティの結束と技術革新が組み合わさることで、その可能性を無限に広げていると言えます。しかし、ミームコインに投資する際には、ミームコイン投資に働く心理的な影響を理解し、それが高リスク資産であることを認識する必要があります。いずれにせよ、強気相場が続いていますので、ソラナ・ミームコイン市場に注目していきましょう。
免責事項：すべての取引にはリスクが伴います。リスクは、失っても大丈夫な資本だけに限定して頂くようお願い申し上げます。
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