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Bybit(バイビット)MT4の便利ツール「ZigZag」とは?

中級者向け
投資
Mar 20, 2024

BybitのMT4プラットフォームは、プロトレーダー並みの機能が満載の取引ツールです。多種多様なインジケーターや豊富な自動売買プログラム「エキスパートアドバイザー(EA)」に対応しており、トレーダーたちの心強い味方です。

この記事では、相場の変動を可視化する「ZigZag」(ジグザグ)の設定方法や効果的な使い方をご説明します。ZigZagとは、高値と安値を線で引くツール。ジグザグに線を引くことから、ZigZagと呼ばれています。

便利なツールなので、世界中で幅広く活用されています。なお、ZigZagはパソコン版でしか表示できず、スマホ版で利用できない点にご留意ください。

この記事の内容:

  1. ZigZagの設定方法

  2. 他のインジケーターとの併用例

  3. まとめ

ZigZagの設定方法

ZigZagの設定は簡単。「挿入」「インディケータ」「カスタム」「ZigZag」の順に選択するだけ。1~2分で設定できます。

下図は、ZigZagを設定する前のBTCUSDTチャートです。上昇相場であることは分かりますが、高値と安値がどのように推移しているかは不確かです。

では、上図にZigZagを引くと、どうなるでしょうか。その結果が下図です。いかがでしょうか。小さなトレンドの転換点が見える化(可視化)されています。たとえば、チャート右端の12/19付近を見れば、12月以降に価格がジグザグに変動している市況が一目瞭然。高値と安値の値幅まで見えてきます。なお、右下の「Dec」は、December(12月)の略です。

他のインジケーターとの併用例

MT4の醍醐味は、多種多様なインジケーターを併用できる点です。インジケーターとは、市場の状況を分析するためのツールです。インジケーターの種類は非常に多く、その組み合わせは数えきれないほどです。Bybit記事「暗号資産取引のためのMT4インジケーター10選」も参考にしてみてください。

たとえば、下図は、ZigZagにボリンジャーバンドとRSIを追加したチャートです。相場の変動幅を示すインジケーターを2つ追加したことで、現状を客観的に把握しやすくなっています。

チャートの右端では、ボリンジャーバンドの+2σに近づいており、RSIは「買われすぎ」を示す70の手前まで上昇しています。

今回併用したインジケーターの説明:

  • ボリンジャーバンド:

通貨の勢いの変化や反転の目安、方向性を見る指標。移動平均線とその上下に標準偏差からなる線を追加したもの。統計学上、+2σと-2σの間に95.45%の確率で収まるとされている。詳しくは「ボリンジャーバンドとは&仮想通貨取引でボリンジャーバンドの使い方?」をご覧ください。

  • RSI(相対力指数):

「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するための指標。0~100の数値で表され、一般に70~80%以上で「買われすぎ」、20~30%以下で「売られすぎ」と判断される。詳しくは「過剰買い vs 過剰売り シグナル:違いとは?」をご覧ください。

まとめ

この記事では、ZigZagの基本的な設定方法や使い方をご案内しました。ご紹介したインジケーターの併用例は、ほんの一部です。色々なインジケーターを試してみて、自分の運用スタイルに合う組み合わせを見つけましょう。以下のBybit記事も参考にしてみてください。

初心者向けのBybit記事:

  • MT4での仮想通貨取引

  • インジケーター