Bybitサブアカウントの使用方法
2024年7月から、Bybit（バイビット）サブアカウントを最大4つリンクすることにより、複数の仮想通貨（暗号資産）取引大会に同時に参加し、より多くの利益を上げられるようになりました（従来はメインアカウントから1つの大会に参加できるだけでした）。このエキサイティングなニュースを知ってBybitサブアカウントを開設したくなりましたか？どうすれば開設できるのか不安という方は、このステップ・バイ・ステップ・ガイドに従ってBybitサブアカウントを開設・活用し、取引大会等々に参加するなど、実り多い旅に出かけましょう。
この記事のポイント：
Bybitは、標準サブアカウントと委託運用サブアカウントの2種類のサブアカウントを用意しています。
標準サブアカウントには2種類あります。典型的な標準サブアカウントはユーザー名のみを必要とし、メインアカウントと標準サブアカウント間で簡単に切り替えられます。カスタムサブアカウントはユーザー名とパスワードが必要で、サブアカウントに直接ログインできます。
Bybitサブアカウントとは何か？
Bybitサブアカウントは、Bybitメインアカウントの下にある独立した子アカウントです。無料で開設でき、アクティブな状態を維持するための必要最低残高もありません。基本的にメインアカウントと同じ機能を有しますが、資産の入金や出金ができないほか、Bybit資産運用商品から除外されるなど、いくつかの例外事項もあります。
Bybitサブアカウントには、主として標準サブアカウントと委託運用サブアカウントの2種類があります。
標準サブアカウントを使用することで、トレーダーは自らの資産を整理し、異なるサブアカウント間の取引の追跡を効率的に行えるようになります。最大20の標準サブアカウントをメインアカウントにリンクできるほか、最大4つのサブアカウントをWSOTやコピートレーディング・タイタンなどの取引大会に使用できます。
一方、委託運用サブアカウントは、お客様が選択したプロのトレーディングチームが管理します。個人投資家は最大10の委託運用サブアカウントに接続できますが、トレーディングチームは最大20の委託運用サブアカウントに接続できます。
Bybitサブアカウントを利用すべき理由
Bybitサブアカウントを利用することで、お客様は資金や投資をより的確に管理できるようになるため、数多くの恩恵を受けられます。
第一に、資金が異なるアカウント間で分別管理されるため、より的確な整理が可能になります。第二に、整然とした資産管理が行われることで、投資の追跡が容易になり、各アカウントの損益の適切な分析が可能になります。
さらに、サブアカウントは大会に使用できるため、メインアカウントでの日々の取引変動に煩わされることなく、各大会の取引実績をより冷静に評価できます。大会専用に最大4つのサブアカウントを接続できるため、特定の期間に複数の大会に参加し、報酬を最大化することも可能です。
Bybitサブアカウントの使用方法
サブアカウントを作成するに先立ち、まずBybitに登録し、本人確認レベル1を完了し、メインアカウントを開設する必要があります。
サブアカウントの作成
ステップ1：Bybitアカウントを作成したら、メインアカウントにログインし、プロフィールアイコンの下の「サブアカウント」をクリックします。次に、「サブアカウントを作成」をクリックします。
ステップ2：作成するサブアカウントの種類（標準サブアカウントまたは委託運用サブアカウント）を選択します。
ステップ3a：標準サブアカウントを選択した場合、ユーザー名のみが必要な典型的な標準サブアカウント、またはユーザー名とパスワードが必要なカスタムサブアカウントの2種類の標準サブアカウントを作成できます。
ステップ3b：標準サブアカウントには、標準アカウントと統合取引アカウント（UTA）の2種類の標準サブアカウントが用意されています。標準サブアカウントはすべての取引活動を分別管理しますが、UTAはすべての現物およびデリバティブ取引活動（インバースデリバティブを除く）とすべての資産を1つのアカウントに統合します。ご希望のアカウントの種類を選択したら、「確定」をクリックしてサブアカウントを作成します。
サブアカウントの管理
アカウントの切替
ステップ1：サブアカウントで「アカウント切替」機能が有効になっていることを確認します。この機能を有効にするには、メインアカウントにログインし、「サブアカウント」タブを開いて「設定」をクリックします。
ステップ2a：プロフィールアイコン上にカーソルを合わせ、使用したいアカウントをクリックしてアカウントを切り替えます。
ステップ2b：あるいは、「アカウントを切替／作成」をクリックすると、ポップアップボックスが表示され、さまざまなサブアカウント機能（「アカウント切替」「Subaccount Management（サブアカウントの管理）」「Subaccount Creation（サブアカウントを作成）」）が表示されます。
ステップ2c：サブアカウントタブの「アカウント切替」をクリックして、希望のサブアカウントにログインすることもできます。このボタンは、委託運用サブアカウントや凍結されたサブアカウントには使用できません。また、「アカウント切替」や「Login Permission（ログイン権限）」がオフになっている場合も使用できません。ご注意ください。
カスタムサブアカウントへのログイン
ステップ1：カスタムサブアカウントを作成した場合、Bybitログインページに進み、「サブアカウントでログイン」をクリックすることで、カスタムサブアカウントに直接ログインできます。
ステップ2：「サブアカウントにログイン」のページにリダイレクトされます。サブアカウントのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
標準サブアカウントのGoogle認証
Google認証は、標準サブアカウントでのみサポートされています。サブアカウントでGoogle認証を設定するには、まずログインするか、またはサブアカウントに切り替える必要があります。次に、こちらで説明する手順に従ってください。
サブアカウントのGoogle認証を無効にするには、メインアカウントにログインし、「設定」をクリックし、さらに選択したサブアカウントの「アカウント＆セキュリティ」へと進む必要があります。
アカウント＆セキュリティを表示する標準サブアカウントの設定のドロップダウンリスト
次に、「アカウント＆セキュリティ」のポップアップウィンドウで「Unlink（リンク解除）」を選択し、「確定」をクリックします。「Google 2段階認証の設定」のポップアップウィンドウが現れますので、メインアカウントのGoogle認証コードを入力し、「確定」をクリックして無効にします。
資産のアカウント間振替
ステップ1：アカウント間で双方向の振替を行うには、それぞれのアカウントの「資産」または「アカウント」のページに進みます。
ステップ2a：「振替」ポップアップウィンドウで「サブアカウント間」タブを開き、メインアカウントとサブアカウント間の資金の振り替えを行います。「切替」アイコンをクリックすることで、振替方向を選べます。
ステップ2b：あるいは、メインアカウントの「サブアカウント」タブにある「資産の振替」をクリックすることで、どのアカウント間であれ、即座に資金を振り替えられます。
ステップ3：「サブアカウント」タブの「振替履歴」をクリックすることで、全アカウントの資金振替履歴を確認できます。「振替履歴」のページには、メインアカウントからサブアカウントへの振替、サブアカウントからメインアカウントへの振替、サブアカウント間の振替など、種類別で振替履歴が表示されます。
標準サブアカウントのAPIキーの作成
標準サブアカウントはAPI取引をサポートしており、Bybit APIは外部の自動取引アプリケーションとの統合が可能です。サードパーティアプリケーションでBybitを使用するには、まずBybitプラットフォームでAPIキーを作成する必要があります。
ステップ1：標準サブアカウントのAPIキーを作成するには、「サブアカウント」タブに移動し、右にスクロールしてキーを作成するサブアカウントの「API管理」をクリックします。
ステップ2：APIキーの安全な使用について注意喚起するポップアップボックスが表示されます。記載内容を読み、「理解しました」をクリックします。
サブアカウントの削除／凍結
サブアカウントを削除／凍結するには、メインアカウントから各サブアカウントの「設定」をクリックし、「サブアカウントを凍結する」または「サブアカウントを削除する」を選択します。サブアカウントはいったん削除されると、元に戻せませんのでご注意ください。ただし、凍結したサブアカウントはいつでも復活できます。
Bybitサブアカウントはどのような場合に利用すべきか？
Bybitサブアカウントは、さまざまなサブアカウントを使用して多様な取引戦略をテストしたり、Bybitが提供する各種取引ツールを有効活用したりできるプロのトレーダーにとって理想的なツールです。Bybitサブアカウントを利用することで、トレーダーは資産や投資を区分し、資金や取引をより的確に管理し、整理できます。さらに、サブアカウントを利用することで複数の取引大会に同時に参加できるため、トレーダーは収益機会を拡大させ、報酬を最大化できます。しかし、複数アカウント間のナビゲーションは混乱を招く可能性があり、初心者の投資家にとっては扱いが難しいかもしれません。
機関投資家も委託運用サブアカウントを高く評価するものと思われます。構造的で整理された手法を持つ機関投資家は、委託運用サブアカウントを利用して顧客の資金や投資の運用効率を大幅に高められます。
終わりに
Bybitサブアカウントの開設は誰にでも適しているとは言えないかもしれませんが、少なくとも大半のトレーダーや機関投資家にとっては限りなく役立つツールであると言えます。これまで説明した手順に従い、サブアカウント利用の順調な第一歩を確実にし、今すぐ収益拡大の可能性を高めてはいかがでしょうか。
#LearnWithBybit