USDT(テザー)とは?|Bybitの仮想通貨(暗号資産)取引で大活躍の基軸通貨
仮想通貨(暗号資産)の一種であるUSDT(テザー)は、世界中の取引所で圧倒的な存在感を発揮しています。Bybit(バイビット)の重要な基軸通貨の一つであり、USDT建てでビットコインやイーサリアムなど、数百種類以上の仮想通貨を簡単に購入できます。
Bybitのお客様は、取引画面で「USDT」を見慣れているはず。本記事では仮想通貨USDTの役割やメリットに留まらず、実際にUSDT建てで仮想通貨を購入する方法もご案内します。
本記事がUSDTに関する知識を深め、Bybitで安心してお取引いただく参考になれば、嬉しい限りです。
1. USDT(テザー:Tether)とは?
(出所:Tether公式ウェブサイト)
USDT(テザー:Tether)は世界初のステーブルコインです。2014年に、香港のTether Limited社によって、1 USDT = 1 USD(米ドル)で固定(ペッグ)する仮想通貨として開発されました。
価格の安定性がきわめて高く、世界中の仮想通貨取引所で基軸通貨の一つとして採用されています。もちろん、Bybitでも主要な基軸通貨として幅広く利用されています。USDTについては、Bybit記事「USDTとは?テザー初心者向けガイド(2022)」も参考にしてみてください。
ステーブルコインとは?
ステーブルコイン(stablecoin)のstableは安定、coinは通貨を意味します。法定通貨(例:米ドル)など、特定の資産価格に連動して価格が推移するように設計されています。
ステーブルコインには4種類あります。
A)法定通貨担保型:米ドルなどの法定通貨によって価値が裏付けられている
B)暗号資産担保型:他の仮想通貨(暗号資産)によって価値が裏付けられている
C)アルゴリズム型(無担保):アルゴリズムを利用して価値が一定水準に保たれている
D)コモディティ型:金などの現物資産(コモディティ)によって価値が裏付けられている
USDTは米ドルによって価値が裏付けられており、Aの「法定通貨担保型」に該当します。法定通貨が裏付け資産であるため、最も価格が安定しやすい種類です。
Bの「暗号資産担保型」とDの「コモディティ型」は裏付け対象の仮想通貨やコモディティ価格の影響を受けますし、Cの「アルゴリズム型」に至っては裏付け資産が存在せず、裁定取引(アービトラージ)を用いて価格を安定させるため、変動幅は大きめです。
USDT以外の代表的なステーブルコイン
ステーブルコインの中では、USDT(テザー)とUSDC(USDコイン)が群を抜く存在感です。上図の左側がUSDT、右側がUSDCです。
USDTの時価総額は約18兆円。ステーブルコインとして最大で、仮想通貨全体でも第3位です。一方、USDC(USDコイン)の時価総額は約5兆円で、第6位(2024年10月時点)。両通貨の共通点は多く、米ドルにペッグされる法定通貨担保型です。イーサリアムやソラナなど複数のブロックチェーン上で運用されている点も似ています。
USDCは、2018年に米国の大手仮想通貨業者Circle(サークル)社と大手取引所Coinbase(コインベース)によってローンチされました。ビッグネームの共演ですね。おおむね価格も安定していますが、2023年には1 USDC = 0.869ドルまで下落する局面もありました。その原因は、当時33億ドル相当(USDC準備金の8%)が預けられていたシリコンバレー銀行の破綻です。現在はUSDTと遜色ない安定性を維持しています。
<過去1年間のUSDC価格>
(出所:CoinMarketCap)
BybitではUSDC建ての仮想通貨も多数取り扱っています。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は言うまでもなく、ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)など、数十種類に及びます。気になる通貨があれば、のぞいてみてくださいね。
2. USDT(テザー)のメリット3つ & 保有リスク
ここではUSDTのメリットを3つご紹介します。また、USDTの保有リスクについても詳しくご説明します。
メリット①:1 USDT = 1米ドルの安定価格(ステーキングで安定収益をねらう)
USDTは100%全てのテザートークンに対して、1対1の割合で法定通貨「米ドル」の裏付け資産を保有し、準備金の状況を毎日公表しています。透明性の確保にこだわり抜いています。
(出所:Tether公式ウェブサイト)
個人や組織がTether社の銀行口座に米ドルを預け、USDTが手数料を控除した後のUSDTトークンを発行します。USDTを受領した個人・組織がUSDTを米ドルに換金したい場合は、tether.toアカウントにUSDTを預け入れ、Tether社から同等の米ドルが個人・組織の銀行口座へ振り込まれます。USDT側が同等額の米ドルを保有・運用し続けることで、1対1の割合が維持されています。
USDT価格は米ドル価格に連動しますが、完全に1 USDT = 1 USDにはなりません。とはいえ、おおむね0.01%未満の誤差に留まっています。市場で取引がある以上、多少の誤差が生じるのは自然です。1 USDT = 0.999 USDでも1.001 USDでも問題はないですね。
(出所:CoinMarketCap)
USDT価格は米ドルと連動しているため、Bybitステーキングで安定収益をねらえます。本記事執筆時点では、払戻し自由の積立ステーキングにおいて、500 USDT未満までは約9%、500 USDT以上は約4%のステーキング報酬を獲得できます。この機会にステーキングしておきましょう。
また、USDTは米ドルとの連動性が評価されて、DeFi(分散型金融)のイールドファーミングに適した通貨として、収益の獲得に貢献しています。詳しくは、Bybit記事「DeFiにおけるイールドファーミングとは?仕組みと機能を徹底解説」をご覧ください。
メリット②:Bybitの仮想通貨取引で大活躍(世界3位の時価総額)
(出所:Bybit BTC/USDT)
Bybitで仮想通貨を売買する場合、USDTなどのステーブルコインを利用すれば、米ドルを一切介することなく、仮想通貨を自由に売買できます。海外取引所の口座に米ドルを送金してけっこうな手数料を負担するのはモッタイナイですね。
上記のチャートはBTC/USDT(テザー建てビットコイン)。保有するUSDTを利用して、即座にビットコインを購入できます。ビットコインを売却してUSDTを受け取るのも簡単。米ドルのような感覚で、即座にポジションを閉じられるのは非常に便利ですね。
Bybitでは大半の仮想通貨をUSDT建てで購入可能。USDTを保有しておけば、板情報を見ながらリアルタイムで注文できます。海外取引所にとって、ステーブルコインは不可欠な存在になっています。
(出所:CoinMarketCap、2024年10月24日)
USDTの時価総額はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に次ぐ、世界第3位を誇ります。2024年10月時点で約18兆円。世界中の投資家に利用されていることがうかがえますね。
USDTの直近の取引高は全仮想通貨において第1位であり、本記事執筆時点では約10兆円に及びます。ビットコイン(BTC)の取引高の2倍近い金額です。
メリット③:世界のインフラ基盤として拡大中(次の10年を見据えたロードマップ)
2024年10月6日、USDT(テザー)は発行から10周年を迎えました。次の10年に向けて、Tetherは意欲的なロードマップを提示しています。Tetherのパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino)CEOは同日に、X(旧Twitter)で次のように投稿しています。
(出所:X投稿、一部抜粋)
「本日はUSDTとTetherにとって10周年に当たる日です。Tetherは、金融包摂を数十億人に届けるというシンプルなミッションの下に設立されました。とりわけ、途上国で暮らし、銀行口座を開設できない(従来の銀行業界が求める十分な収入がないため)またはインフレが進む国で暮らす人々を念頭に置いています。」
金融包摂(Financial Inclusion)とは、全ての人々が適切で手頃な金融サービス(銀行口座、融資、保険など)にアクセスできる状態を指します。金融包摂を進めることで経済的な安定や成長が促進され、貧困削減や社会的な平等の実現につながります。
世界銀行によれば、2021年の時点で、世界には銀行口座を持たない人々が約14億人います(出所:世界銀行)。2017年の調査では約17億人だったので、減少はしていますが、日本の人口約1億2千万人の10倍以上。USDTは銀行口座を開設できない層に「新たな決済手段」を提供することで、経済活動に参画する機会を提供し、社会を活気づけています。
また、Tetherは次の10年を見据えて、従来のステーブルコインの枠組みを超えて、情報通信やAI(人工知能)、教育、エネルギー分野に進出します。次世代の若者を支援し、分散化・レジリエンス・安定性のシンボルとして、世界の発展に貢献します。
(出所:Tether公式ウェブサイト)
Tetherの発展を支えているのが、USDTのエコシステムです。世界中で取引され続けることでUSDTには膨大なデータが集まり、機能改善が加速しています。USDTはさまざまなブロックチェーン上でデジタルトークンとして機能しています。
具体的には、Algorand(アルゴランド)、Avalanche(アバランチ)、Celo(セロ)、Cosmos(コスモス)、Ethereum(イーサリアム)、EOS(イオス)、Liquid Network(リキッドネットワーク)、Near(ニア)、Polkadot(ポルカドット)、Solana(ソラナ)、Tezos(テゾス)、Ton(トン)、Tron(トロン)などが挙げられます。
多種多様なブロックチェーン上で機能することで取引高も伸び、仮想通貨市場のインフラに留まらず、一般市民全体のデジタル資産として重要な役割を果たしています。事実、USDTの利用者は急増しており、3億5千万人を超えています。
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3. USDT(テザー)の保有リスク
「USDTを米ドルと同様に扱ってよいのか不安」
「1 USDT = 1 USDと言ってるけど、実際にどうやって米ドルと価格を連動させてるの?」
上記の疑問にお答えします。たしかにUSDTは香港のTether Limited社が管理しているため、その管理が杜撰(ずさん)であったり、重大な不正行為が起きたりすれば、USDTへの信認が損なわれるリスクは存在しています。これをカウンターパーティリスクと呼びます。
しかし、結論から申し上げれば、USDTの資金の8割は短期米国国債を中心に現金同等物などで運用されており、外部の監査法人による厳正な監査も受けているため、きわめて安全性が高いと言えます。
もちろん、米国政府が発行する米ドルと同等の信頼性はありませんが、仮想通貨取引所で日常的に売買する範囲でUSDTを保有する分には問題ないリスク水準と言えるでしょう。とはいえ、全財産の大半をUSDT(テザー)で保有することは避けましょう。
USDTの準備金内訳
USDTが保有する準備金の内訳を確認しましょう。USDTは定期的に運用状況を毎日公表しています。下図をご覧いただくと、全体の8割超が「現金、現金同等物及びその他の短期預金」(Cash & Cash Equivalent & Other Short-Term Deposits)で運用されています。残りは、担保付ローン5.5%、ビットコイン4%や貴金属3.2%などです。
(出所:Tether公式ウェブサイト)
言うまでもなく、現金は安全資産ですね。また、現金同等物には米国短期国債(T-Bill:Treasury Bill)が含まれます。米国短期国債とは、米国政府が発行している短期の米国債です。後述しますが、短期米国国債が「現金、現金同等物及びその他の短期預金」の約8割を占めています。そのほか、満期が3か月以内の定期預金や企業が発行するコマーシャルペーパー(CP)、債券や金融商品で運用するマネーマーケットファンド(MMF)も含まれます。全て手堅い運用先です。
Tetherは四半期(3か月)ごとに外部の監査を受けています。厳正な監査によって、裏付け資産の保有状況が検証されています。下記はその保有状況です。四半期ごとの監査なので、日次で報告されている上記の内訳とは若干異なります。
US Treasury Bill(T-Bill:短期米国国債)が「現金、現金同等物及びその他の短期預金」の約8割を占めています。全体の1割を占める「Overnight Reverse Repurchase Agreements」(翌日物リバースレポ契約)は、金融機関が短期的(通常は翌日)に資金を調達するための取引であり、簡単に言えば金融機関への超短期の貸出です。手堅いですね。
準備金の内訳をざっくり説明すると、1,200億ドル弱(約18兆円)のうち、米国債が800億ドル、金融機関への超短期貸付が110億ドル、MMF・ビットコイン・貴金属がそれぞれ同程度で計140億ドル、その他が150億ドルです。足元で米国短期国債の利回りは5%程度なので、その収益は単純計算で800億ドル x 5% = 40億ドル。ここから税金などを控除しても潤沢な資金が確保されます。これだけあれば、組織の運営を円滑に進め、技術開発にも注力できますね。
その他の保有リスク
先ほどご説明のとおり、USDTの保有リスクとしては、主にUSDTを管理する香港のTether Limited社に起因するリスクが該当します。その他のリスクとして、2022年5月に、ステーブルコインとして1 USD = 1 TerraUSDでの固定(ペッグ)を目指していたTerraUSD(テラ)が崩壊した事例があります。
TerraUSD(テラ)は「アルゴリズム型」に該当します。TerraUSDは仮想通貨LUNAを裏付け資産として管理されていましたが、2022年5月の米国株安がきっかけでLUNA価格が急落。大口投資家の大規模なTerraUSD売りに押されて、1 USD = 1 TerraUSDのペッグから大幅に乖離。裏付け資産であるLUNAも急落していたため、価格を元に戻せず、TerraUSDは崩壊しました。
一方、USDTはアルゴリズム型ではなく「法定通貨担保型」であり、米ドルと同量のUSDTが発行されます。米ドルによって価値が裏付けられているため、TerraUSDの事例とは状況が全く異なります。
USDTが主に保有する米国短期米国債は、日本政府をはじめ、世界中の投資家が保有する安全資産であり、主要な格付け機関全てにおいて世界最高峰の格付け「AAA」を取得しています。格付けが「A」(Fitch社による格付け)の日本国債よりも安全です。安全な米国債の価格が急落するリスクは圧倒的に低く、それこそ世界が崩壊するような事象でも起きない限り、安全と言えます。Tetherが保有する米国債よりも安全な資産はないでしょう。
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4. Bybit(バイビット)でUSDTを使って仮想通貨を買う方法
このセクションでは、BybitでUSDTを購入する方法、購入したUSDTで仮想通貨を購入する方法、さらにBybitから国内の仮想通貨取引所へ仮想通貨を出金する方法についてご説明します。Bybit記事「USDTの習得:テザーで支払う方法に関するガイド(USDT)」もご参照ください。
A)BybitでUSDTを購入する方法
<主な購入方法>
| ワンクリック購入 | P2P取引 | 銀行振込 | 仮想通貨を入金 |
方法 | クレジットカードで仮想通貨を購入 | ユーザー同士で仮想通貨を直接取引(BTC、ETH、USDC、USDT) | 銀行振込(E-check経由)で仮想通貨(USDT)を購入 | 外部から入金した仮想通貨でUSDTを購入 |
決済 | クレジット/デビットカード | 銀行振込、Line Pay、PayPay、コンビニ払いなど | 国内銀行振込 | アカウントに入金した仮想通貨 |
利便性 | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
手数料 | 約定価格の2.7~5%(最大) | 入金手数料無料* | 入金手数料無料* | 入金手数料無料* |
対象者 | 初心者 利便性やスピード重視の方 | コスト重視の方 利用したい決済方法がある方 | コスト重視の方 国内銀行振込を利用したい方 | すでに他で仮想通貨をお持ちの方 |
* 送金元や決済会社の側で出金手数料や振込手数料などが発生する場合があります。
<ワンクリック購入の場合>
ワンクリック購入なら、快適に仮想通貨を購入できます。手順も簡単です。
Bybitウェブサイトにログイン後、ナビゲーションバーの「暗号資産を購入」>「ワンクリック購入」の順にクリック。「支払い」欄で「JPY」(日本円)、「受取」欄で「USDT」(テザー)を選び、注文金額を入力します。その後はクレジットカード情報を入力し、注文を行います。
操作に迷ったら、「Bybitで銀行カードを使って仮想通貨を購入する方法」をご覧ください。銀行カードと同じ要領で、クレジットカード情報を入力して決済できます。カードでのお支払いに問題が生じた場合は、「トラブルシューティング:支払いができない」でご確認いただくか、「決済方法」欄でApple Payなどもお試しください。
<国内の仮想通貨取引所から仮想通貨を入金する場合>
手数料の軽減を重視する場合、国内の仮想通貨取引所から「仮想通貨を入金」する方法もあります。ただし、国内の一部の仮想通貨取引所ではBybitアカウントへ入金できない場合もございます。その場合はワンクリック購入などの方法をご利用ください。
国内取引所ではUSDT(テザー)を取り扱っていないため、他の仮想通貨をBybitアカウントへ送金(出庫)します。今回は、送金速度が比較的速く、国内取引所からの決済手数料も控えめなエックスアールピー(XRP)を国内取引所で購入し、Bybitアカウントへ入金する方法をご紹介します。
Bybitトップページ右上の人物アイコンにカーソルを合わせて「入金」をクリックします。次に、「入金したい通貨を選ぶ」で「XRP」を選択し、「チェーンを選ぶ」でチェーンを指定します。その後、表示される「アドレス」および「Tag/Memo」情報を国内取引所の出庫画面に入力します。国内取引所からの出庫(Bybitへの入金)方法については、ご利用中の国内取引所の案内資料でご確認ください。
BybitへXRPを入金後、XRP/USDTでXRPを売却し、USDTを受け取ります。入金した仮想通貨は「資金調達アカウント」に入金されますが、取引用に「統合取引アカウント」へ振り替えておきましょう。これで、BybitでUSDTを使って仮想通貨を売買する準備が整いました。
実際に国内の大手仮想通貨取引所からBybitへXRPを入金してみたのですが、予想以上に時間がかかり驚きました。19時27分に出庫予約の受付メールを国内取引所から受信し、出庫完了のお知らせメールを受信したのは22時1分。所要時間は約2時間半。その時々のネットワーク状況によっては数十分で済みますが、「クレジットカード決済の方が楽だな」と思った次第です。
B)USDTで仮想通貨(暗号資産)を購入する方法
実際に、USDT建てでビットコイン(BTC)を購入する方法をご案内します。まず、Bybitトップページ右上の虫眼鏡アイコンをクリックして、希望の通貨名を入力します。今回は「btc」と入力します。小文字で問題ありません。
スラッシュ(/)の後に「USDT」が記載されている通貨ペア(BTC/USDT)をクリックすれば、取引画面が表示されます。
成行注文の場合、「成行」を選択して注文数量を入力し、「BTCを買う」をクリックして完了します。ビットコインの数量は計算が面倒なので、「数量による注文」をクリックして右側中央の「金額による注文(USDT)」を選択すれば、USDTの数量単位で注文できます。
指値注文の場合、BTCが希望価格に達しなければ約定しません。一方、成行注文の場合は、注文時点で最も有利なBTC価格で即座に購入します。詳しくは「Bybitで利用可能な注文形態」もご参照ください。
C)Bybitから仮想通貨を出金する方法
国内の仮想通貨取引所はUSDTの取り扱いがないため、USDTをXRPなどに交換して出金します。まず、Bybitトップページ右上の人物アイコンにカーソルを合わせて、「出金」をクリックします。
通貨を選択後、出金先の「ウォレットアドレス」および「Tag/Memo」情報を入力。Bybit内送金ではないので「オンチェーン出金」を選択し、「確定」をクリックします。出金手数料は一律0.25 XRP(約20円)なので、送金額を増やすほど割安になります。ネットワークの状況にもよりますが、今回は5分以内に出金が完了しました。Bybitの処理は速いですね。
代表的な通貨の出金手数料や最低出金額については、「Bybitの送金方法(入金・出金)ガイド|手数料や反映時間も解説」の「出金手数料が発生する」欄をご覧ください。0.0002 BTCは約2,000円、0.0012 ETHは500円弱。XRPが断然お得ですね。
5. まとめ
本記事では世界中の仮想通貨取引所で幅広く利用されているUSDT(テザー)について、その特徴や仕組み、保有のメリット・リスクを説明しました。
また、BybitでUSDTを購入する方法、購入したUSDTで仮想通貨を購入する方法、さらにBybitから国内の仮想通貨取引所へ仮想通貨を出金する方法についてもご説明しています。
USDTは米ドルの裏付けがある安全資産です。1 USDT = 1 USDを維持するように設計されており、世界で最も幅広く利用されているステーブルコインです。USDTを管理する香港のTether Limited社はUSDT発行の対価として受け取った米ドルの大半を世界一安全な短期米国国債で堅実に運用し、運用状況を毎日公表しています。
本記事が日頃の売買の参考になれば、嬉しい限りです。
今すぐBybit(バイビット)でUSDT(テザー)を購入する
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