PAAL AI(PAAL):ニーズに合わせてカスタマイズ可能なバーチャルアシスタント
人工知能(AI)と機械学習(ML)は、仮想通貨(暗号資産)の世界、そしてビジネス界全体で、間違いなく現在最もホットなトピックです。AIにフォーカスしたブロックチェーンプロジェクトや通貨は、AIを取り巻く熱狂の波に乗り、かつてないほどの成長を遂げています。Artificial Superintelligence Alliance(FET)、Virtuals Protocol(VIRTUALS)、SingularityNET(AGIX)などのプロジェクトはすべて、AIの領域とそのユースケースにフォーカスしており、利用者や業界観測筋から大きな注目を集めています。
注目度の高いAI指向の仮想通貨プロジェクト、PAAL AI(PAAL)も、こうした分野の人気の高まりから恩恵を受けています。2024年12月下旬の時点で、このプロジェクトは仮想通貨市場のAIエージェントカテゴリーでトップの一角を占めるまでに成長を遂げています。
AIにフォーカスした、このほかのブロックチェーンプロジェクトの大半は、1つまたは2つほどの専門的なテクノロジーの用途に特化していますが、PAAL AIはより包括的なアプローチを採用しています。このプラットフォームは、AIボットとエージェントによるタスク自動化、AI主導のコンテンツ作成、AIアルゴリズムでサポートされる仮想通貨取引、自動スマートコントラクト監査、アウトソース型GPU処理能力を使用するAIモデルトレーニングなど、幅広いAIプロダクトとサービスを提供しています。
プラットフォームの中核は、利用者がインテリジェントなAIボットやエージェントを作成し、さまざまな複雑なタスクとビジネスプロセスを自動化できるようにするサービスです。しかし、このプラットフォームのプロダクトライン全体を簡単に見てみると、PAAL AIでは、AIとブロックチェーンのテクノロジーが交わる部分すべてにおいて、AIのテクノロジーをさまざまに活用する狙いがあることは明らかです。
この記事のポイント:
PAAL AI(PAAL)は、カスタマイズ可能なAIエージェント、AI主導の取引プラットフォーム、仮想通貨市場の洞察を提供するチャットボット、トークン監査ツール、AIモデルをトレーニングするためのGPUレンタルサービスなど、AIを活用するさまざまなプロダクトを提供するブロックチェーンプラットフォームです。
このプラットフォームのネイティブな仮想通貨であるPAALは、ステーキングのほか、プロダクト、特別機能、特典へのアクセスに使用されます。
PAAL AIとは?
PAAL AI(PAAL)はイーサリアム(ETH)基盤の分散型アプリ(DApp)です。AIを活用するさまざまなプロダクトやサービスを仮想通貨の利用者に提供しています。カスタムAIバーチャルアシスタントを作成するための使い勝手の良い機能が主力プロダクトとなっています。こうしたサービスのほか、このプラットフォームには、画像と動画を用いるAI主導のコンテンツ作成、仮想通貨取引の自動化、仮想通貨市場の洞察、自動スマートコントラクト監査、さらにGPUパワーのレンタルを活用するAIモデルのトレーニングなど、AIアルゴリズムでサポートされるさまざまなプロダクトがあります。
プラットフォームの多彩なプロダクトラインアップには、ユーザーフレンドリーなPAAL AI Web Widgetもあります。このウィジェットは、どのようなウェブサイトにも組み込むことができます。仮想通貨市場に関する情報や洞察を提供し、一般的なオンライン検索も実行できるチャットボットを提供します。
このプロジェクトで構築された主要プロダクトには、Paal As A Service(PaaS)もあります。オンラインベッティング、取引、デジタルコレクティブルなどをはじめとするさまざまな業界分野のAIのニーズに合わせてカスタマイズされたソリューションを提供します。
PAAL AIプラットフォームは、2023年6月にイーサリアムで立ち上げられました。プロジェクトで唯一公表されている共同創設者は、Davidとしてのみ知られています。PAAL AIは2024年12月時点で、AIエージェント分野をリードする仮想通貨プロジェクトのトップ5に位置付けられており、時価総額は2億8,000万ドルを超えています。
PAAL AIの主な特長
PAAL AI Studio
PAAL AI Studioは、さまざまなAIツールとのインタラクションを実現するユーザーフレンドリーなインターフェースを提供するウェブアプリケーションです。4つのメインモジュールがあります。MyPaal、Explore、Creative Lab、Agentsです。
1つ目のモジュール、MyPaalでは、パーソナライズされたナレッジベースと特性を持つAIボットを作成できます。このモジュールで作成されるボットは、特定のドメイン知識を必要とするカスタムアプリケーションやビジネスプロセスに使用できます。
2つ目のモジュール、Exploreは、その名称の通り、特定のビジネスニーズに合った、事前構築済みのAIソリューションをブラウジングして、選択できるようになっています。適切なソリューションを選択してそのまま使用する、あるいは特定のタスク自動化の要件に合わせて構成することができます。
Creative Labモジュールは、画像と動画を使用したコンテンツの作成を支援するAIツールを提供します。この機能は、コンテンツにテキスト情報以外のリッチメディアを使用する必要のあるコンテンツのクリエイターにとって便利かもしれません。
そして、Agentsを使用すれば、さまざまなタスクの自動化やワークフローの最適化を目的としたAIエージェントを簡単に作成し、導入することができます。
MyPaalBot
MyPaalBotは、仮想通貨市場に関する情報提供や取引の自動化など、さまざまなタスクを実行するためのパーソナライズされたボットを作成できるAIサービスです。Paal AI Studioのインターフェースから独自のパーソナライズされたボットを作成し、特定の分野やタスクに合わせてカスタマイズすることができます。
MyPaalでは、オンラインコミュニティのメンバーなどの利用者と交流する、プロセスを自動化する、TelegramやPaal AI Web Widgetなどのプラットフォームに組み込むといったことが可能です。MyPaalBotで作成されるボットは、不動の人気を誇るChatGPTのように、利用者と議論することができます。それでも、PAAL基盤のボットとChatGPTには違いがあります。PAAL基盤のボットは、仮想通貨や取引などの特定の分野向けにカスタマイズできますが、ChatGPTは強力ながらも、汎用的なチャットボットにすぎません。
PaalX
PaalXは、AIを活用する仮想通貨取引用のPAALプラットフォームのソリューションです。すべての経験レベルのトレーダーをサポートするモデル、自動取引戦略、ツールを提供します。PaalXを使用して、手動設定の注文を行う、自動取引を執行するAIエージェントをセットアップする、AI基盤のトラッキングツールを使用して特定のトークンを追跡する、仮想通貨市場を分析する、取引アラートにアクセスするといったことができます。
PaalXでは、取引ツールを提供するほか、ナレッジベースやよくある質問セクションにアクセスしたり、Telegramから他のプラットフォームの利用者とかかわり合う機会を持ったりすることもできます。
PaalXのユーザーフレンドリーなインターフェースで、手動設定の注文の設定を詳細に指定できます。利用可能残高の割合に応じた取引サイズ、トークンの価格変動に基づく利食い、損切りの水準で注文を決済するための利益の割合、最大許容スリッページ率といった主要なパラメータを設定するオプションがあります。
取引を自動化したい場合、PaalXを使用して、簡単にAIエージェントをセットアップし、基本的なパラメータを指定することができます。その後は手を動かさず、事前に指定した戦略をAI取引アシスタントに実行させます。
Ask.Paal
Ask.Paalは、仮想通貨やブロックチェーンプロジェクトと資産のリアルタイム分析機能のほか、市場の洞察を提供するAIチャットボットです。仮想通貨市場やブロックチェーン業界に関するどのようなことも質問できます。Ask.Paalのインターフェースに掲載されている注目のプロジェクトを閲覧し、詳細な情報を得ることもできます。
Ask.Paalは、PaalGPT、IBM® watsonX™などをはじめとするさまざまな大規模言語モデル(LLM)の選択肢を提供します。さまざまなLLMを試して、最もしっかりとした仮想通貨のリサーチを行えるだけでなく、会話のスタイルと知識の観点から自身の好みに合ったLLMを選択することができます。
Ask.Paalの基本機能を拡張するプラグインも利用可能です。Narratives Plugin(仮想通貨市場やホットな仮想通貨のトレンドに関する、コミュニティで妥当性が実証されたナラティブを探求または作成するツール)、Voice Output(Ask.Paalが、テキストではなく音声で質問に回答できるようにする)、Image Search(特定の仮想通貨プロジェクトや資産に関するインフォグラフィックやビジュアルを提供する)などの興味深いプラグインがあります。
Audit.Paal
Audit.Paalは、リサーチや不正検知を目的として、特定のトークンやスマートコントラクトを監査できるよう支援するソリューションです。利用者の個人用AIエージェントが、指定したプロジェクトや資産をスキャンし、ハニーポットの可能性、ラグプール、仮想通貨の世界ではびこっているその他の詐欺などの問題を特定します。照会するトークンごとに、Audit.Paalはトークンのパーミッションと潜在的な脆弱性に関する包括的な分析を実施します。効率的に監査を管理するため、監査履歴や保留中の監査内容にアクセスすることもできます。
2024年12月時点で、Audit.Paalは、イーサリアム、BNB Chain(BNB)、Polygon(POL)、ソラナ(SOL)、Baseにおける資産をスキャンし、分析することができます。PAAL AIは、開発者がAudit.Paalを自身のプラットフォームに組み込めるようにするためのAPIも提供しています。
Deploy.paal
Deploy.paalは、AIモデルの開発者が、AIモデルをトレーニングし、AIアルゴリズムを実行するために、GPU処理能力をPAAL AIプラットフォームからフレキシブルに従量課金でレンタルできるサービスです。特にAI対応機能に対する利用者の需要が増え続けていることを鑑みると、AIモデルをトレーニングし、実行するには、多くの場合、多大な処理能力が必要になります。モデルのトレーニングと推論に通常使用されるデータの量は膨大です。また、ハードウェアの処理能力は急速に希少なリソースになりつつあります。
Deploy.paalを使用して、開発者はフレキシブルに無理のない料金で大容量のGPUにアクセスし、AIモデルをトレーニングして、実行することができます。このプラットフォームは、クラウドから2つの主要なマシンインスタンスを提供し、GPUを多用するタスク(g4dn.xlargeおよびg4dn.2xlarge)を実行します。このマシンで1時間処理を行う費用は、それぞれ0.07ドル、0.10ドルとなります。開発者はこれらのリソースの利用時間に応じた料金のみを支払います。固定契約や初期設定の料金は発生しないため、Deploy.paalはAIアルゴリズムをトレーニングし、実行するための便利でコスト効率の高い手段となっています。
Deploy.paalの利用者は、現在のキャパシティ要件に応じて、いつでもマシンをスケールアップ、スケールダウンすることもできます。全体的に、Deploy.paalはおそらく、Web3の世界で最もフレキシブルなGPUレンタルサービスです。
PAAL NFTとは?
PAAL AIプロジェクトは、2種類の非代替トークン(NFT)コレクションをユーザーコミュニティ向けに発行しています。2023年8月、PAAL AIはプラットフォームの運用開始から数ヶ月間で、213のNFTで構成される、無料のBeta Botsコレクションをリリースしました。NFTはそれぞれ、AIの進化におけるステップやマイルストーンを象徴しています。当初、このNFTはコミュニティメンバーに無料で配布されていましたが、その後、OpenSeaの人気の高いNFTマケプレから、二次流通のものを購入できるようになっています。
2つ目のコレクション、PaalX Botsは、2024年3月にリリースされました。1,000点のアイテムで構成され、それぞれがプラットフォーム上のさまざまな特典にアクセスできるようになっています。PaalX Bots NFTの保有者は、PaalXでトランザクション手数料なしで取引を行う、取引高の収益の分配を受ける、高度な取引オプションにアクセスするといった、さまざまな特典を受けられます。このコレクションのNFTは、OpenSeaから二次流通で入手することもできます。
PAAL AIトークン(PAAL)とは?
このプラットフォームのネイティブな仮想通貨であるPAALは、イーサリアムブロックチェーンで発行されるERC-20トークンです。PAALは主に、AIプロダクト、エージェント、プラットフォームにおけるさまざまな機能へのアクセスを提供します。特別な機能をアンロックするため、あるいは特典配布の資格を得るために使用することもできます。
PAALトークンには供給上限があり、最大供給数量は合計10億となっています。
PAALのステーキング
PAALトークンの鍵となるもう1つの機能はステーキングです。PAALのステーキングを行う人は、このプラットフォームのステーキングプールに自身の資金をロックすることで、競争力のある年間収益率を得ることができます。
本稿執筆時点(2024年12月26日)で、3つのステーキング期間(14日、28日、56日)を選択できます。コミットメント期間が長いほど、高い年間収益率を実現できます。このプラットフォームでは現在、14日、28日、56日間のステーキング期間に、それぞれ3%、10%、15%の年間収益率を実現しています。
このプロジェクトは、PAALのトークンバイバックをステーキングプールに投入し、ステーキングを行う人の報酬率と収益を向上させます。
PAAL AI(PAAL)の購入方法
PAALトークンは、USDTステーブルコインとのスワップペアとして、Bybit(バイビット)の現物市場で取引可能です。
PAAL AI仮想通貨の価格予測
2024年12月26日現在、PAALトークンは0.3385ドルで取引されています。2024年3月10日に記録された過去最高値(ATH)である0.8598ドルを60.7%下回っており、2023年7月24日に記録された過去最安値(ATL)である0.00004587ドルを737,122%上回っています。
PAALの長期的な価格の予想は強気の見通しです。DigitalCoinPriceは、PAALが2025年に0.81ドル、2030年に2.32ドルに達すると予想しています。CoinCodexは、PAALトークンが2025年に1.507ドル、2030年に1.319ドルで取引されるようになると予想しています。
PAALは優れた投資対象か?
PAALトークンへの投資は、以下の点を参考にしてご検討ください。
AIの分野と関連する仮想通貨は、ビジネス界におけるテクノロジーの動向と、きわめて人気の高いAIチャットアシスタントツールであるChatGPTの早期成功が原動力となって急騰しています。PAALはAI関連の仮想通貨であり、こうした成長から恩恵を受ける可能性があります。実際、2024年12月23日時点のトークンの価格は、わずか1年半前の2023年6月における発売価格と比べて4,500%も高くなっています。このように、PAALは多くのAI通貨と同様に、業界を取り巻く最近の熱狂からすでに恩恵を受けています。今後、AI革命が続けば、投資家の間でPAALトークンの需要が高まる可能性もあります。
典型的な成長著しい、変動の激しいAI仮想通貨として、PAALは驚異的なリターンをもたらす可能性がありますが、それに伴ってリスクも増大します。
PAAl AIの中核プロダクトに、AIエージェントがあります。通常であれば人の知性を必要とする複雑なタスクを実行するよう構成されたバーチャルアシスタントです。AIエージェントのサブニッチは、広範なAI業界において特に注目されている領域です。このプラットフォーム、そしてPAALトークンのポテンシャルをさらに押し広げる可能性があります。
当然ながら、PAALやその他の仮想通貨に投資する前に、自身で包括的なリサーチを実施し、最終的な投資判断を行うことが推奨されます。
終わりに
AIとMLのテクノロジーは現在、仮想通貨業界で大きな成長の原動力となっています。仮想通貨市場のデータを大まかに見てみると、AI関連の通貨は現在最も人気の高い資産となっており、ハイリターンを求めてリスクを厭わない投資家を惹きつけていることがわかります。2023年半ばの立ち上げ以降、PAAL AIは、AIエージェントのサブセクターにフォーカスしたトップクラスの仮想通貨プロジェクトの中でも、着実に足場を築いてきました。2025年に向けて、このプラットフォームの包括的なAIプロダクトとサービスのセットが差別化の鍵となり、最も人気の高いAI仮想通貨の中で地位を不動のものにする可能性があります。
PAALトークンは現在、2024年初頭に上昇した途方もない高値からは外れています。これは、他のAI仮想通貨の多くで見られるきわめて特徴的な推移です。このような資産に対するあまりにも激しい熱狂が収まりつつある兆しであると言えますが、こうした仮想通貨への全体的な関心は、より現実的、客観的に理にかなったレベルで、依然として強い状態が続く可能性が高くなっています。
AI、特にAIエージェントへの関心は、今後数年でますます高まると見込まれており、PAAL AIがこれまでに得た市場における高い地位を揺るぎないものとするチャンスが十分にあると言えます。
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